Joe Bonamassa - Live At The Sydney Opera House

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Joe Bonamassa - Live At The Sydney Opera House (2019)
Live At The Sydney Opera House

 実は相変わらずブルースを聴きまくってたりブルースギターを弾きまくってたりしてて、そこからロックになっていくプロセスを自分でギター弾きながらなるほどなぁ、こういうの弾いててもっと刺激的にやりたくてロックになっていったのか、と実感してる。だから時代的にはここの所の自分的には60年代頃な気分で、まだブルースロックが生まれてない頃。それでもブルースからロックにしていくってなかなか大変な発想の飛躍力が必要だろうと思う。3コードの呪縛からどれだけ離れられるか、離れた先にどれだけかっこ良い面白さが出せるか、なんて凄く難しいもん。今は答えあるから分かるが、手探りだった頃だと思うとその難しさ、飛躍力の高さが分かる。

 Joe Bonamassaが放つライブアルバム「Live At The Sydney Opera House」。実際のライブは2016年だから3年してからリリース、しかも1枚モノでのコンパクトサイズ。更に言えばオフィシャルのYouTubeアカウントJoeBonamassaTVで9曲中の6曲が映像付きで公開されているのだから、そっちの方が良いだろう。残り3曲のためにアルバム買うか?と云う気がするが、それでもそうする人も多いのだろう。ジョー・ボナマッサって作品数がやたらと多いから、そういう意味では市場に何かある、という事の方が重要なのだろうし、どれもこれも素晴らしきクォリティで残されているのは確かなので、その意味ではアチコチに露出されていればチャンスありと。色々なやり方があるものだ。自分的には割と楽しみで、ここの所マディや3大キングのカバー、更にベス・ハートとのソウル曲カバー、英国ブルースロックカバーと続いてたからどうするのかな、なんて思ってた。ところがスタンダードに自作曲の1枚ものライブ。カバーライブあたりでファン層広げているだろうから、そのヘンのリスナーに取っ付いてもらうためにはこういうコンパクトながらもしっかりと芯のあるライブを聞かせるのはアリだ。相変わらずのインパクトを放つブルース・ロックギターがガシガシ聴けて心地良い。

 自分的にジョー・ボナマッサって趣味的に似ていると思ってて、ほとんど同じギタリスト好きだし、英国ブルース・ロックが主軸ってのも同じだし、ブルースメンも好きで、ってのも同じだから、親近感湧くんだよ。弾くギターのスタイルもなるほど、自分もそういうギター弾きたいんだよ、ってギター弾いてくれるし。自分じゃ弾けないが、彼が弾いてくれてるとは言い過ぎだが、そんな気分で見ている時もある。自分のやりたいプレイの完成形ってのかな、フリーに弾きまくってバンドが付いてくるのもカッコ良いし。しかもギターの音色をギターそのものを替える事で変化させてるというのも珍しいし、納得の音色チェンジ。見てるとあのギターやはりこういう音がするのか、トーン的にはそのヘンなのか、ハコギターだとああなるんだ、ファイヤーバードだと…なんてのが生々しく聴けるのも好み。完全にギタリスト目線で聴いたり見ているする人。





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フレ
Posted byフレ

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