String Driven Thing - Suicide
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String Driven Thing - Suicide (1996)

グレアム・スミスというフィドル奏者もVDGGに参加した事で一躍名を挙げた。元々はString Driven Thingに在籍しており、アルバムも残しているが、他にも幾つかの周辺バンドへのゲスト参加も見られる。その後にVDGGに参加して以降は地元に戻りクラシックの道に戻っていったと何かで読んでた。自分の70年代ロック収集時にはそのヘンまでで70年代のを漁り切っててその後をきちんと抑えていなかったが、1992年と1995年にString Driven Thingは再結成してて、1995年にはグレアム・スミスもスポットで参加していたらしい。その記録をリリースしている作品がこれ。
String Driven Thingの1996年リリース再結成ライブアルバム「Suicide」。何とこのジャケットながらもオフィシャル作品だった。ちょこちょこ見た事あったものの、怪しげな発掘ライブリリースだろうか、と思ってもいたので手を付けなかった。ところがいくつか調べている時にこの作品が実は1995年のグレアム・スミススポット参加時のオフィシャルライブアルバムだと知ってから聴いた。あのString Driven Thingがライブになるとこんなに普通のロックバンド化するのか?とかなり違和感を持ちながら聞いていたが、確かにグレアム・スミスのバイオリンはそこかしこで鳴ってるし、曲もString Driven Thingの中期頃のが中心にセレクトされているし、その通りではあるが、スタジオアルバムで聴かれたあの繊細で攻撃的で鋭さのある作品群の音色からは大きくかけ離れた一介のライブアルバムが聴ける。
その意味ではバイオリンが無かったらどうにも取り付く島のないライブアルバムになっただろうが、流石にグレアム・スミスのフィドルで救われているようにも聞こえる。ライブそのものはバンドへの偏見がなければまずまずの迫力ある出来映えで、場の雰囲気も盛り上がっているように聞こえる。90年代半ばにこういうのをやってて新たにファンになる輩もいなかろうから、オールドタイマーな連中へのプレゼントとも言えるか。それでもベルリンでのライブでコレだから、ヨーロッパでは根強い人気を誇っていたのかもしれない。そういうの日本だと分からないし。ただ、聴いていくとやはりグレアム・スミスの出番時に耳が惹かれる事が多く、それこそString Driven Thingだと。最後の3曲は70年初期頃の未発表曲のデモテープから収録されていて、お得感もあるにはあるのでまた新たにコレクションとしてきちんと加えておこう。

グレアム・スミスというフィドル奏者もVDGGに参加した事で一躍名を挙げた。元々はString Driven Thingに在籍しており、アルバムも残しているが、他にも幾つかの周辺バンドへのゲスト参加も見られる。その後にVDGGに参加して以降は地元に戻りクラシックの道に戻っていったと何かで読んでた。自分の70年代ロック収集時にはそのヘンまでで70年代のを漁り切っててその後をきちんと抑えていなかったが、1992年と1995年にString Driven Thingは再結成してて、1995年にはグレアム・スミスもスポットで参加していたらしい。その記録をリリースしている作品がこれ。
String Driven Thingの1996年リリース再結成ライブアルバム「Suicide」。何とこのジャケットながらもオフィシャル作品だった。ちょこちょこ見た事あったものの、怪しげな発掘ライブリリースだろうか、と思ってもいたので手を付けなかった。ところがいくつか調べている時にこの作品が実は1995年のグレアム・スミススポット参加時のオフィシャルライブアルバムだと知ってから聴いた。あのString Driven Thingがライブになるとこんなに普通のロックバンド化するのか?とかなり違和感を持ちながら聞いていたが、確かにグレアム・スミスのバイオリンはそこかしこで鳴ってるし、曲もString Driven Thingの中期頃のが中心にセレクトされているし、その通りではあるが、スタジオアルバムで聴かれたあの繊細で攻撃的で鋭さのある作品群の音色からは大きくかけ離れた一介のライブアルバムが聴ける。
その意味ではバイオリンが無かったらどうにも取り付く島のないライブアルバムになっただろうが、流石にグレアム・スミスのフィドルで救われているようにも聞こえる。ライブそのものはバンドへの偏見がなければまずまずの迫力ある出来映えで、場の雰囲気も盛り上がっているように聞こえる。90年代半ばにこういうのをやってて新たにファンになる輩もいなかろうから、オールドタイマーな連中へのプレゼントとも言えるか。それでもベルリンでのライブでコレだから、ヨーロッパでは根強い人気を誇っていたのかもしれない。そういうの日本だと分からないし。ただ、聴いていくとやはりグレアム・スミスの出番時に耳が惹かれる事が多く、それこそString Driven Thingだと。最後の3曲は70年初期頃の未発表曲のデモテープから収録されていて、お得感もあるにはあるのでまた新たにコレクションとしてきちんと加えておこう。
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