Frank Zappa - Over Nite Sensation
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Frank Zappa - Over Nite Sensation (1973)

Zappaの作品が今でも世にリリースされ続けている。あれほどスタジオ録音盤とライブを切り貼りしてつなぎ合わせての構築美を目指した変態な編集家、いや音楽家の作品が本人亡き後でどこまで引き継がれるのだろうか?当然ながらそんなの普通に引き継いでいける人物はいて、今でも同じような作業を施しながら、そしてリマスタリングや元ネタ明かしという手法も交えてしっかりと商売している。もちろん熱心なリスナー側はそのリリースを喜びながら聴いている事だろうとは想像できるが、どこもかしこもそういう制作側とリスナー側の持ちつ持たれつ構造になりつつある。良い悪いじゃなく、需要と供給の話。
Frank Zappaの1973年リリース作品「Over Nite Sensation」。この辺の作品はザッパにしてはとんでもなく普通にポップでキャッチーで聴きやすい作品が並ぶので、一般的にもオススメできる。ただ、それでザッパの面白さが伝わり切るか、と言うとそれは無いだろうと思う。軽やかに様々なサウンドを出してるし、この頃はずいぶんとファンキーな作風に手を出しているから、グリグリとノリやすいってなっても、他にそんなアルバムはほとんど見当たらないから、本作が特殊という認識でいないとね。その分ザッパのギターの出番が少なくて物足りない。それでもこのグリグリ感はなるほど、さすがに凄い。ともすればフュージョンにも繋がってしまう音が出されているし、リズムもそれに近い。
ザッパの中では次の「Apostrophe'」と共に録音の手法に拘った作品らしく、そもそもこの辺の音楽を作るという面は既に仕事してさっさと片付けてて、どういう音で鳴らさせるかや聞かせるか、みたいな技術論の方も色々とチャレンジしていたようだ。そんなDVD映像もリリースされてる。全く深い人だ。少ないギターソロのシーンと言えども出て来るソロはやはり妙な旋律だったりするし、一筋縄では行かないね。ザッパが一番面白くなっている70年代の作品は、出て来る音と言うよりも何をどう料理してくるのか、という面から聴いて楽しむもので、決して音楽性で感じてはいけない。この辺がザッパを難しくしている所。

Zappaの作品が今でも世にリリースされ続けている。あれほどスタジオ録音盤とライブを切り貼りしてつなぎ合わせての構築美を目指した変態な編集家、いや音楽家の作品が本人亡き後でどこまで引き継がれるのだろうか?当然ながらそんなの普通に引き継いでいける人物はいて、今でも同じような作業を施しながら、そしてリマスタリングや元ネタ明かしという手法も交えてしっかりと商売している。もちろん熱心なリスナー側はそのリリースを喜びながら聴いている事だろうとは想像できるが、どこもかしこもそういう制作側とリスナー側の持ちつ持たれつ構造になりつつある。良い悪いじゃなく、需要と供給の話。
Frank Zappaの1973年リリース作品「Over Nite Sensation」。この辺の作品はザッパにしてはとんでもなく普通にポップでキャッチーで聴きやすい作品が並ぶので、一般的にもオススメできる。ただ、それでザッパの面白さが伝わり切るか、と言うとそれは無いだろうと思う。軽やかに様々なサウンドを出してるし、この頃はずいぶんとファンキーな作風に手を出しているから、グリグリとノリやすいってなっても、他にそんなアルバムはほとんど見当たらないから、本作が特殊という認識でいないとね。その分ザッパのギターの出番が少なくて物足りない。それでもこのグリグリ感はなるほど、さすがに凄い。ともすればフュージョンにも繋がってしまう音が出されているし、リズムもそれに近い。
ザッパの中では次の「Apostrophe'」と共に録音の手法に拘った作品らしく、そもそもこの辺の音楽を作るという面は既に仕事してさっさと片付けてて、どういう音で鳴らさせるかや聞かせるか、みたいな技術論の方も色々とチャレンジしていたようだ。そんなDVD映像もリリースされてる。全く深い人だ。少ないギターソロのシーンと言えども出て来るソロはやはり妙な旋律だったりするし、一筋縄では行かないね。ザッパが一番面白くなっている70年代の作品は、出て来る音と言うよりも何をどう料理してくるのか、という面から聴いて楽しむもので、決して音楽性で感じてはいけない。この辺がザッパを難しくしている所。
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