Talking Heads - Fear of Music
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Talking Heads - Fear of Music (1979)

ロックの汎用性と融合性はホント何でもありだった。最近でこそそこまでロックが他の音楽と混ざっていく事は多くないようだが、これまでは何でもアリなくらいに融合していった。音楽的にハイセンスじゃない連中でもそういう事を普通にやってたし、ましてや音楽的な連中はもっとハイレベルでその融合を実践していた。そこに群がるような連中もセンスの良いミュージシャンだったりして、単なるリスナーとして聞いててもそのセンスの共感による人脈関係を見て取れるのは面白い様相だ。
Talking Headsの1979年リリース作品で3枚目のアルバムとなった「Fear of Music」はこれまでにどこにも存在しなかったアフリカンなリズムとニューヨークパンクが合体されている。もっとも素人連中がアフリカンリズムを奏でてみたらこうなった、という言い方にも繋がるが、そこにロバート・フリップ総帥が絡んでいるとなると、単なる偶発的なサウンドとも言えなくなる。そりゃもうひとつの作品でしかないだろ、と合格印が押される。デヴィッド・バーンの見つけ出したこの融合スタイルが以降のトーキング・ヘッズの方向性を決定的にしたし、それによってメジャーシーンで革新的なバンドとして歴史にも残されている。自分的にはやはり苦手な部類のサウンドで、どこが良いのか昔はさっぱり分からなかった。今になればそりゃ、その革新性やシーンに於ける独自性は理解するが、それでも好みではないわな。
ただ、面白い。こんな風にあちこちの音を融合できるものなのか、しかも母体はニューヨーク・パンクなサウンドに合わせているのだからユニーク。それはクラッシュがレゲエ・スカを取り込んだのと同じく、アフリカンやダダイズムを取り込んでいるという事だが、なかなかそういうのは頭で考えてというものでもないだろうし、センス良い。それをひとつの作品に仕上げてこうして今でも聞かれるアルバムに仕上げるのだから余計だ。

ロックの汎用性と融合性はホント何でもありだった。最近でこそそこまでロックが他の音楽と混ざっていく事は多くないようだが、これまでは何でもアリなくらいに融合していった。音楽的にハイセンスじゃない連中でもそういう事を普通にやってたし、ましてや音楽的な連中はもっとハイレベルでその融合を実践していた。そこに群がるような連中もセンスの良いミュージシャンだったりして、単なるリスナーとして聞いててもそのセンスの共感による人脈関係を見て取れるのは面白い様相だ。
Talking Headsの1979年リリース作品で3枚目のアルバムとなった「Fear of Music」はこれまでにどこにも存在しなかったアフリカンなリズムとニューヨークパンクが合体されている。もっとも素人連中がアフリカンリズムを奏でてみたらこうなった、という言い方にも繋がるが、そこにロバート・フリップ総帥が絡んでいるとなると、単なる偶発的なサウンドとも言えなくなる。そりゃもうひとつの作品でしかないだろ、と合格印が押される。デヴィッド・バーンの見つけ出したこの融合スタイルが以降のトーキング・ヘッズの方向性を決定的にしたし、それによってメジャーシーンで革新的なバンドとして歴史にも残されている。自分的にはやはり苦手な部類のサウンドで、どこが良いのか昔はさっぱり分からなかった。今になればそりゃ、その革新性やシーンに於ける独自性は理解するが、それでも好みではないわな。
ただ、面白い。こんな風にあちこちの音を融合できるものなのか、しかも母体はニューヨーク・パンクなサウンドに合わせているのだからユニーク。それはクラッシュがレゲエ・スカを取り込んだのと同じく、アフリカンやダダイズムを取り込んでいるという事だが、なかなかそういうのは頭で考えてというものでもないだろうし、センス良い。それをひとつの作品に仕上げてこうして今でも聞かれるアルバムに仕上げるのだから余計だ。
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