Tom Verlaine - Tom Verlaine
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Tom Verlaine - Tom Verlaine (1979)

ニューヨークパンクとはなぜ名付けられたのだろう?そう訊きたくなるくらいにはロンドンパンクやいわゆるパンクの持つイメージとは異なるサウンドが展開されている気がする。ラモーンズのスタイルとロンドンパンクのスタイルは合い通じるものがあるのは理解できる。しかしそれ以外のニューヨークパンクとはどこもパンクという単語で共通する部分は聞かれない。あるとしたらアンチテーゼやスタンス、ポリシー、世間に対するメッセージ、などだろう。その意味では確かにパンクエッセンスが共通する。故にその先でのパンクという使われ方だったのだろう。
Tom VerlaineがTelevision解散後にそのままテレビジョンの3枚目のアルバムと言わんばかりに普通にリリースしたソロ名義でのファーストアルバム「Tom Verlaine」。1979年リリースで、正に身内のメンバーを集めてのレコーディング作品だが、それでもパンク史上に残る名盤として語られる。テレビジョンの方が印象は強いが、更にアート的発展性という側面での本作は素人が聴いても素晴らしい進展と思う。以前聴いた時はこのセンスと歌声に馴染めなくて苦手な部類だった。ましてや歪んだギターと言うよりはニューウェイブ的にも聞こえるクールで硬質なギターサウンドだ。どこがパンクで攻撃的なんだ?と言う未熟な部分もあって、ほとんど聴いた事が無かった。その辺からニューヨークパンクはあまり手を出さなくなったかな。パティ・スミスは別物としてね。
このアルバム、今聴くと実に芸術的でセンス抜群。好みじゃないが、音が入ってくるセンスが絶妙。ただ、少々ナヨナヨした歌い方は苦手。デヴィッド・ボウイほどの落ち着き感は無いからまだまだこれから、と言った所だろうが、ギターサウンドは面白い。これもまたブルース色なしのロックギターオンリー、というフレージングばかりで、その源泉はどこから来ているのだろうか?そんなルーツが見えない不思議サウンド、オリジナリティあるから頼もしい。

ニューヨークパンクとはなぜ名付けられたのだろう?そう訊きたくなるくらいにはロンドンパンクやいわゆるパンクの持つイメージとは異なるサウンドが展開されている気がする。ラモーンズのスタイルとロンドンパンクのスタイルは合い通じるものがあるのは理解できる。しかしそれ以外のニューヨークパンクとはどこもパンクという単語で共通する部分は聞かれない。あるとしたらアンチテーゼやスタンス、ポリシー、世間に対するメッセージ、などだろう。その意味では確かにパンクエッセンスが共通する。故にその先でのパンクという使われ方だったのだろう。
Tom VerlaineがTelevision解散後にそのままテレビジョンの3枚目のアルバムと言わんばかりに普通にリリースしたソロ名義でのファーストアルバム「Tom Verlaine」。1979年リリースで、正に身内のメンバーを集めてのレコーディング作品だが、それでもパンク史上に残る名盤として語られる。テレビジョンの方が印象は強いが、更にアート的発展性という側面での本作は素人が聴いても素晴らしい進展と思う。以前聴いた時はこのセンスと歌声に馴染めなくて苦手な部類だった。ましてや歪んだギターと言うよりはニューウェイブ的にも聞こえるクールで硬質なギターサウンドだ。どこがパンクで攻撃的なんだ?と言う未熟な部分もあって、ほとんど聴いた事が無かった。その辺からニューヨークパンクはあまり手を出さなくなったかな。パティ・スミスは別物としてね。
このアルバム、今聴くと実に芸術的でセンス抜群。好みじゃないが、音が入ってくるセンスが絶妙。ただ、少々ナヨナヨした歌い方は苦手。デヴィッド・ボウイほどの落ち着き感は無いからまだまだこれから、と言った所だろうが、ギターサウンドは面白い。これもまたブルース色なしのロックギターオンリー、というフレージングばかりで、その源泉はどこから来ているのだろうか?そんなルーツが見えない不思議サウンド、オリジナリティあるから頼もしい。
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