Whitesnake - Live in the Heart of the City
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Whitesnake - Live in the Heart of the City (1980)

ブルージーなフレーズがギターに入ってくるのは世代だろうな。昔のロックはそれが当たり前で、その黄金期を聞いていた世代は必ずロックってのはそういうブルージーなフレージングが無いと味が出ない、なんて思って無意識にでもそういうフレーズをコピーしたり弾いていたから英国ロックってのが味わい深いものになっている。アメリカはそれが無い代わりに本質的なカントリーがある。だから素地の出来方は同じになるが、その他国になるとそういう概念が無いままだから芯のないロック、と云うかどうしてハードロックとして機能しているのだ?ってくらいに不思議なサウンドが出て来る。それはそれで味がある話かもしれないが、やはりその素地を創り上げたブリティッシュハードロックは凄い。いわゆる王道バンド達の遺産です。
Whitesnakeはデヴィッド・カヴァデールが中心となった、と云うよりもカヴァデールのバンド、プロジェクトだ。当初はそこまでのワンマン体制を築き上げるつもりも無く、普通にバンドとして活動しようとしていたようで、そこには古くからの仲間、そしてブルージーなフレーズの大好きな、バーニー・マーズデンとミック・ムーディ、そこにイアン・ペイスとジョン・ロードのパープル組にニール・マーレイという布陣で渋いロックバンドを組んでいた。その頃の最高の出来のひとつでもあるライブアルバム「Live in the Heart of the City」がリリースされていて、ブルージーな初期時代のホワイトスネイクの勇姿を聴ける作品として知られている。この後の絶頂期を聴いた後にコレ聴くとダサい、古臭い、という印象は否めないだろうが、これこそ英国ロック。若さによる勢いも堪能できるナイスなライブアルバムに仕上がっている。
ここで聴けるバンドとカヴァデールのスタンスは素晴らしいが、確かにこのままでは大成功は掴めなかっただろう事も容易に想像が付く。即ち方向転換は正解だった、と歴史が証明しているが、好みとしてはやはりこっちの渋いホワイトスネイクだね。渋いったって、弾け切れてないホワイトスネイクってだけ。そしてルーツのブルースから離れられないというギタリスト二人がネックになっていた、とも言えるか。鍵盤とドラムは既にそれを意識していない方々だし。逆に言えばホワイトスネイクはギタリスト二人に支配されていた、とも言える。カヴァデールも好きだからそれで良かっただろうが、さすが商売人。そういうのを抜きにこのアルバムを聴いていると、実に活き活きとライブを楽しんでいて、躍動感溢れる演奏が素晴らしく、バンドも一体となっての演奏。良いね、こういうライブ。

ブルージーなフレーズがギターに入ってくるのは世代だろうな。昔のロックはそれが当たり前で、その黄金期を聞いていた世代は必ずロックってのはそういうブルージーなフレージングが無いと味が出ない、なんて思って無意識にでもそういうフレーズをコピーしたり弾いていたから英国ロックってのが味わい深いものになっている。アメリカはそれが無い代わりに本質的なカントリーがある。だから素地の出来方は同じになるが、その他国になるとそういう概念が無いままだから芯のないロック、と云うかどうしてハードロックとして機能しているのだ?ってくらいに不思議なサウンドが出て来る。それはそれで味がある話かもしれないが、やはりその素地を創り上げたブリティッシュハードロックは凄い。いわゆる王道バンド達の遺産です。
Whitesnakeはデヴィッド・カヴァデールが中心となった、と云うよりもカヴァデールのバンド、プロジェクトだ。当初はそこまでのワンマン体制を築き上げるつもりも無く、普通にバンドとして活動しようとしていたようで、そこには古くからの仲間、そしてブルージーなフレーズの大好きな、バーニー・マーズデンとミック・ムーディ、そこにイアン・ペイスとジョン・ロードのパープル組にニール・マーレイという布陣で渋いロックバンドを組んでいた。その頃の最高の出来のひとつでもあるライブアルバム「Live in the Heart of the City」がリリースされていて、ブルージーな初期時代のホワイトスネイクの勇姿を聴ける作品として知られている。この後の絶頂期を聴いた後にコレ聴くとダサい、古臭い、という印象は否めないだろうが、これこそ英国ロック。若さによる勢いも堪能できるナイスなライブアルバムに仕上がっている。
ここで聴けるバンドとカヴァデールのスタンスは素晴らしいが、確かにこのままでは大成功は掴めなかっただろう事も容易に想像が付く。即ち方向転換は正解だった、と歴史が証明しているが、好みとしてはやはりこっちの渋いホワイトスネイクだね。渋いったって、弾け切れてないホワイトスネイクってだけ。そしてルーツのブルースから離れられないというギタリスト二人がネックになっていた、とも言えるか。鍵盤とドラムは既にそれを意識していない方々だし。逆に言えばホワイトスネイクはギタリスト二人に支配されていた、とも言える。カヴァデールも好きだからそれで良かっただろうが、さすが商売人。そういうのを抜きにこのアルバムを聴いていると、実に活き活きとライブを楽しんでいて、躍動感溢れる演奏が素晴らしく、バンドも一体となっての演奏。良いね、こういうライブ。
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