Mindi Abair & The Boneshakers - No Good Deed

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Mindi Abair & The Boneshakers - No Good Deed (2019)
No Good Deed

 ロックはアルバムジャケットからだ。何か面白そうなの無いかな、って探す時に色々な探し方があるが、自分的にはこのアルバムジャケットを見た時の相性、センスが一番しっくりくる。もっともピッタリとそれが当て嵌まる事もそれほど多くないからアテにはならないが、ある程度のジャンルならそれは目安になる。最近はシンプルなブルースベースのR&Rなんてのを探してるからジャケットもそれらしいのを見つけると片っ端から聞いてみる。やはり、この手のはジャケットにカッコ良さが出て来るから分かりやすくて良い。

 Mindi Abair & The Boneshakersの2019年リリースのアルバム「No Good Deed」。ジャケット、良いでしょ?彼女=ミンディ・アベイアは何を持ってロックしてるのかと思えば、何とサックス。そうか、この人はサックス吹きなんだな、と。お隣さんがギタリストだろうが、このルックスは当然ブルース系統と一目で判明する。なるほど、そしたらこのミンディ・アベイアは歌ってもいるだろう、って当たりが付く。それで聴いてみれば見事にサックス入りブルースギターありの軽快なR&Rスタイル、渋めの歌声で絶妙にR&Rしてくれるミンディ・アベイアの歌声も可愛すぎないし、なかなか良い。どこかスージー・クアトロ的と云うか…。聴きながらちょこっと調べてみればこのミンディ・アベイアって女史、元々サックス奏者としてジャズ系からシーンに出てきて、ポップシーンでゲストでサックス吹くようになってからこの手の音にも進出してきたらしい。だからキャリアの割にまだロックの世界は浅いながらも、しっかりとした素地ありきの人なので板についている。

 しゃがれ声で歌われるスタンダードなロック、当然ソロはサックスも入ってくるので味わいが少々異なるし、オルガンやギターもきちんとその個性をサポートしててなかなか良い感じに仕上がっている。案外ヒットな作品だった。やはりR&Rってのはこういうシンプルなのが良い。プロデューサーにはケヴィン・シャーリーだから、もうその筋には人脈出来てるみたい。だからボナマッサにしろあの辺が絡んでのセッションも出てきそうだ…、って前作ですでに参加してた。








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フレ
Posted byフレ

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