Heather Newman - Rise from the Flames

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Heather Newman - Rise from the Flames (2019)
Rise from the Flames

 ブルースの世界も何故かどんどんと様々な人が参入するようになってる。そんなに美味しい市場と思えないが、それだけ魅力的な音楽に聞こえるのだろうか。ブルースを意識しなければ普通のポップスに比べてちょいと尖ったトコロのあるギターが入ってきたりするのは刺激を与えるのかもな。それとナチュラルな楽器の音が基本だから妙なデジタル楽器らしいのは目立って出てこないし、その分聴きやすいからというのもあるか。そう思えばブルースという世界は割と幅広いリスナーに訴えられるサウンドなのかもしれん。進化したものだ。

  Heather Newmanというカンザス州から出てきているシンガー兼ベーシストの女性。これがまた意外な事にかなりしゃがれた歌声でブルースを歌ってくれている。2019年リリースのセカンドアルバム「Rise from the Flames」。こちらはスタンダードなブルーススタイルを中心にした楽曲が多く、ギタリストは別にバンドの中にいるので Heather Newman自体はベースと歌に専念。そこが珍しい。女性でベース弾いて何故にブルース?と思うが、それもアリか。このバンド、面白いのは鍵盤にオルガンとピアノがメインで使われているから、ちょいと個性的。特にオルガンはやはり特徴的に目立ちます。楽曲はスタンダードながらもアレンジで差を付けつつ、こちらも地道にライブ活動をして浸透させているトコロ。

 オーソドックスにブルーススタイルだけでもなく、そこから逸脱したアレンジやコード進行による曲もいくつか、土着的なスタイルでの進化系は古くからのブルースファンに近づきやすい作風とも言える。昔から知るロックな姿も聴けるので、どこか懐かしさと慣れている部分を感じられるブルースウーマン。自分的にはここのギターも結構好きで、ツボを得たプレイをきちんと聴くことが出来る。





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フレ
Posted byフレ

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