Carmen - The Gypsies
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Carmen - The Gypsies (1976)
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スパニッシュやフラメンコをロックに持ち込む手法は楽曲単位ではあちこちで取り組まれている事もあるようだ。そして70年代の英国ロックに於いてもバンド単位でその融合にチャレンジしていた連中もいた。Carmenがその一例になるが、ただ、面白い事にこのカルメンというバンド、基本的にはアメリカ人で編成されているが、ロック的に売るぞとなった時点から英国を起点としてリリースしていったため、英国のバンドとして知られていくようになっている。今聴くとあちこち融合されているバンドという性質になるが、その辺りの識別はなかなかややこしくなりそうなので…。
Carmenの1976年リリースの三枚目のアルバム「The Gypsies」。これまでのアルバムでもしっかりとフラメンコ、スパニッシュとの融合という世界観をリリースしていて、期待の三枚目となったが、バンドメンバーも替わってしまった事も要因か、それとカルメン自体がアメリカでも受けるバンドにしていこうというコンセプトを持った点も大きく、やや中途半端な作風になってしまったようだ。大曲はカルメンらしさが存分に発揮出来ているし、正にフラメンコとの融合を云うに相応しい楽曲に仕上がっている。このままやってたら圧倒的にロック界でも認められていくべきだったろう。他に類を見ない異色な出来映えの作品。
そこそこのマニアでもこの3枚目のアルバムまではなかなか手を出していない気がするので、そんな方々は是非聴いてみると面白いと思う。決して損するアルバムではないし、どころか妙にアメリカナイズされているフラメンコロック、ポップス的サウンドが聴けます。更に練られた大作も聴けるのでお得。
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スパニッシュやフラメンコをロックに持ち込む手法は楽曲単位ではあちこちで取り組まれている事もあるようだ。そして70年代の英国ロックに於いてもバンド単位でその融合にチャレンジしていた連中もいた。Carmenがその一例になるが、ただ、面白い事にこのカルメンというバンド、基本的にはアメリカ人で編成されているが、ロック的に売るぞとなった時点から英国を起点としてリリースしていったため、英国のバンドとして知られていくようになっている。今聴くとあちこち融合されているバンドという性質になるが、その辺りの識別はなかなかややこしくなりそうなので…。
Carmenの1976年リリースの三枚目のアルバム「The Gypsies」。これまでのアルバムでもしっかりとフラメンコ、スパニッシュとの融合という世界観をリリースしていて、期待の三枚目となったが、バンドメンバーも替わってしまった事も要因か、それとカルメン自体がアメリカでも受けるバンドにしていこうというコンセプトを持った点も大きく、やや中途半端な作風になってしまったようだ。大曲はカルメンらしさが存分に発揮出来ているし、正にフラメンコとの融合を云うに相応しい楽曲に仕上がっている。このままやってたら圧倒的にロック界でも認められていくべきだったろう。他に類を見ない異色な出来映えの作品。
そこそこのマニアでもこの3枚目のアルバムまではなかなか手を出していない気がするので、そんな方々は是非聴いてみると面白いと思う。決して損するアルバムではないし、どころか妙にアメリカナイズされているフラメンコロック、ポップス的サウンドが聴けます。更に練られた大作も聴けるのでお得。
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