Lynyrd Skynyrd - Gimme Back My Bullets
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Lynyrd Skynyrd - Gimme Back My Bullets (1976)

ギブソンのファイヤーバードと云うギターは1963年に産声を上げてからのモノで、一時期生産中止になったようだが、根強い人気から再発されて今でもシリーズ的には発売され続けている人気モデル。その長い歴史の中で幾つも改良され続けているものの、ボディが軽く作られている事から、どうしてもネック側が重くなってしまってバランスの悪いギターとしても知られている。同じような意味ではSGシリーズもヘッドの方が重いので、自分も含めてバランスの悪いギターは実に弾きにくいとの評判。弾いている最中に動かさないといけない左手でギターのネックの重さも支えないといけないという技術が必要になるのだ。当然その分左手の動きは鈍ると思うが、ジョニー・ウィンターを見てると、それ関係ないんじゃね?って思わざるを得ない。全く不思議なものだ。それであんだけ速いフレーズとプレイが弾けるんだから。
同じくファイヤーバードの使い手として知られている人にLynyrd Skynyrdのアレン・コリンズがいる。あの「Free Bird」の有名なライブビデオを見れば一目瞭然なあのギタリストだ。もっともその筋で悲運で不幸なギタリストとしても知られているらしいが、その話は別として、ファイヤーバードを心地良く掻き鳴らしてくれるギタリストの入った作品「Gimme Back My Bullets」を。1976年にリリースされたレーナード・スキナードの5枚目のアルバムで、トリプルギターのひとりだったエド・キングは脱退してしまった後なので二人のギタリストでのアルバムとなるが、パッと聴きではその迫力に変化はあまり感じられない。それよりも音楽性の変化、レイドバック的なサウンドにどんどん進んでいる感じもあって、これがサザンロックだと云われればそうだろうが、皆が期待しているあの南部らしいバンドの音からはちょいと引いた印象。個人的な好みだけで書けば、ちょいと落ち着きすぎ感あるね。
一方でギターの音という面からこのアルバムを聴いていると見事にゲイリー・ロッシントンとアレン・コリンズのギターが左右チャンネルに分けられてて、一人がSG、一人がファイヤーバードを使った音、らしい。聴いてて思うが実に似た音の質感。ギターソロはほぼアレン・コリンズらしいのでこの音がファイヤーバードか、と納得するが、バッキングの音はちょいと悩ましい。多分右チャンネルの音がファイヤーバードだろうと思うが、アテにはならん…、それにしてもギターの音色もともかく、女性コーラスグループが参加してのサザンロックってどうなんだ?アリだろうが、ちょいと不思議。Humble Pieの取り組みがこういう影響を及ぼしたのか?それとも元々そういうのがあったのか?あまり聴かないから知らないだけかもしれん。ただ、音的には面白いかも。皆色々チャレンジしながらアルバム作ってバンドやってたのもよく分かる。だから案外面白いアルバムに仕上がっているとも言える作品。

ギブソンのファイヤーバードと云うギターは1963年に産声を上げてからのモノで、一時期生産中止になったようだが、根強い人気から再発されて今でもシリーズ的には発売され続けている人気モデル。その長い歴史の中で幾つも改良され続けているものの、ボディが軽く作られている事から、どうしてもネック側が重くなってしまってバランスの悪いギターとしても知られている。同じような意味ではSGシリーズもヘッドの方が重いので、自分も含めてバランスの悪いギターは実に弾きにくいとの評判。弾いている最中に動かさないといけない左手でギターのネックの重さも支えないといけないという技術が必要になるのだ。当然その分左手の動きは鈍ると思うが、ジョニー・ウィンターを見てると、それ関係ないんじゃね?って思わざるを得ない。全く不思議なものだ。それであんだけ速いフレーズとプレイが弾けるんだから。
同じくファイヤーバードの使い手として知られている人にLynyrd Skynyrdのアレン・コリンズがいる。あの「Free Bird」の有名なライブビデオを見れば一目瞭然なあのギタリストだ。もっともその筋で悲運で不幸なギタリストとしても知られているらしいが、その話は別として、ファイヤーバードを心地良く掻き鳴らしてくれるギタリストの入った作品「Gimme Back My Bullets」を。1976年にリリースされたレーナード・スキナードの5枚目のアルバムで、トリプルギターのひとりだったエド・キングは脱退してしまった後なので二人のギタリストでのアルバムとなるが、パッと聴きではその迫力に変化はあまり感じられない。それよりも音楽性の変化、レイドバック的なサウンドにどんどん進んでいる感じもあって、これがサザンロックだと云われればそうだろうが、皆が期待しているあの南部らしいバンドの音からはちょいと引いた印象。個人的な好みだけで書けば、ちょいと落ち着きすぎ感あるね。
一方でギターの音という面からこのアルバムを聴いていると見事にゲイリー・ロッシントンとアレン・コリンズのギターが左右チャンネルに分けられてて、一人がSG、一人がファイヤーバードを使った音、らしい。聴いてて思うが実に似た音の質感。ギターソロはほぼアレン・コリンズらしいのでこの音がファイヤーバードか、と納得するが、バッキングの音はちょいと悩ましい。多分右チャンネルの音がファイヤーバードだろうと思うが、アテにはならん…、それにしてもギターの音色もともかく、女性コーラスグループが参加してのサザンロックってどうなんだ?アリだろうが、ちょいと不思議。Humble Pieの取り組みがこういう影響を及ぼしたのか?それとも元々そういうのがあったのか?あまり聴かないから知らないだけかもしれん。ただ、音的には面白いかも。皆色々チャレンジしながらアルバム作ってバンドやってたのもよく分かる。だから案外面白いアルバムに仕上がっているとも言える作品。
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