Ozzy Osbourne - Bark At The Moon
で、まぁ、オジーのバンドかぁ…と。とは言っても既に引退同然というか道楽的にしか音楽活動をしていない人なのでメンバーとは言っても割と好き勝手に自分たちのバンド活動ができるのも居心地が良いんだろうなと思う。ザックにしてもオジーバンドの一員という割には自身のバンドでの露出の方が大きいような気もするし、いいことだと思う。


そのオジーの作品の中でどれが一番好きかと言われると多分ファーストになっちゃうんだけど、他にもインパクトを放つ作品はいくつもあるし、この人の場合はギタリストが良いというのが定説になっていて、とにかく発掘が上手い。その辺はグラハム・ボネットも同じかもしれないが…。故ランディ・ローズの命日が過ぎ去ったばかりなのだが、今回はそのランディの死を乗り越えて制作された最初のアルバム「月に吠える」を。
アルバムリリースは1983年だからランディ死後すぐにギタリストを探し出して制作に入ったものなんだろうけど、そのギタリストが云わずと知れたジェイク・E・リーという日系の人で、だからリズム感が悪いという言い訳もあったらしいが(笑)、とにかく最初のシングルにもなったしアルバムの最初にも配置されたタイトル曲のかっこよさが突出している。アルバムに収録された作品中あまりにも突出したかっこよさのため他の曲がそこそこでもアルバム全体が良い作品に聞こえてしまうんだもん。実際似たり寄ったりの音作りと曲調が続くため多少飽きがくるのは否めないなぁ。もちろんリアルタイムで聴いた時はそんなこと気にしないで聴いてた。そんなマイナス面はあってもしっかりとこの時代の先頭を走るヘヴィメタリックなリフと早弾きで彩られたギターキッズ憧れのスタイルは人気を博したハズ。時代的な背景も手伝ってか「Rock'n Roll Rebel」や「Centre of Eternity」なんてのも確かヒットしたんじゃなかったっけ?この辺はやっぱりアレンジなんかもモロにそれ風に出来ているので裏切られない(笑)。そしてお決まりのギターソロに注目するみたいな感じで大変よろしいのだ。
それからこの頃までのオジーってジャケットも結構凝っていたんだけど特にこのアルバムの場合はホントに仮装状態でかなり大変だったらしい。まぁ、時代的にはマイケル・ジャクソンが「Thriller」で同様に狼男に変身していた時期なのである種流行していたものなのかもね。そうそう、それと最近になってジェイク時代のライブDVDがリリースされていて、1986年、次作「罪と罰」でのツアーの模様ではあるけれど、ジェイクのステージアクションのかっこよさも見ておくと良いかもね。もうさ、ギタリスト、って感じでかっこよいんだよ。
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