Warm Dust - Warm Dust
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Warm Dust - Warm Dust (1972)

70年代の英国ロック好きでマイナー路線まで手を伸ばしている所詮コレクター気質の高いリスナーからしてみるとWarm Dustというバンドは割と早い時期に耳にするバンド名であろう。ポール・キャラックのメジャーでの仕事ぶりから入ってくる人もいるのだろうか…、そこからは数多く入ってくるものでもない可能性も高いので、やはりそもそも英国ロック好きが出会うバンドという方が賢明な気がする。自分も早い段階で知ったバンドだったが、これがまたまるで手に入れられないレベルのアルバム、バンドで、ジャケットは割と覚えやすかったので意識してたが、見ることはまず無かった。改めてCD時代、ネット時代の良さを実感するね。
Warm Dustの1972年リリースの3枚目「Warm Dust」、最終作となったアルバム。だからと言って気の抜けた作品かと言われると全くそれは無くて、逆に最も熱い演奏と歌がこれでもかと繰り広げられている傑作。ボーカルのレス・ウォーカーのインパクトが絶大過ぎてバンドのサウンドの方向性がイマイチ前に出てこない。普通にロックなのだろうが、ブラス・ロックしたいのかジャズ・ロックしたいのか、割と様々な形態のロックが入ってくるから結局ボーカルの色の濃さだけが印象に残るというお話。それだけメンバーは音楽家的スタンスが強かったのかもしれない。しかしこのレス・ウォーカーの歌声がファミリーのロジャー・チャップマン並みに暑苦しくて、ブルーアイドソウルと呼ばれる類ではあるものの、それよりももっと濃いと云うか綺麗さに欠けていると云うか、インパクトのある歌声で見事。
音楽的にどうのってのはあまり何も言えないが、歌の面白さはある。器用なバンドだという感触はするのとまさしく何でも融合させて演奏しているごった煮的なバンドで、才能ある人の実験の場でもあったか。残されている三枚のアルバムはいずれも英国ロックの歴史には残るユニークな作品。この三枚目まで辿り着く人はそれほど多くないとは思うが…。

70年代の英国ロック好きでマイナー路線まで手を伸ばしている所詮コレクター気質の高いリスナーからしてみるとWarm Dustというバンドは割と早い時期に耳にするバンド名であろう。ポール・キャラックのメジャーでの仕事ぶりから入ってくる人もいるのだろうか…、そこからは数多く入ってくるものでもない可能性も高いので、やはりそもそも英国ロック好きが出会うバンドという方が賢明な気がする。自分も早い段階で知ったバンドだったが、これがまたまるで手に入れられないレベルのアルバム、バンドで、ジャケットは割と覚えやすかったので意識してたが、見ることはまず無かった。改めてCD時代、ネット時代の良さを実感するね。
Warm Dustの1972年リリースの3枚目「Warm Dust」、最終作となったアルバム。だからと言って気の抜けた作品かと言われると全くそれは無くて、逆に最も熱い演奏と歌がこれでもかと繰り広げられている傑作。ボーカルのレス・ウォーカーのインパクトが絶大過ぎてバンドのサウンドの方向性がイマイチ前に出てこない。普通にロックなのだろうが、ブラス・ロックしたいのかジャズ・ロックしたいのか、割と様々な形態のロックが入ってくるから結局ボーカルの色の濃さだけが印象に残るというお話。それだけメンバーは音楽家的スタンスが強かったのかもしれない。しかしこのレス・ウォーカーの歌声がファミリーのロジャー・チャップマン並みに暑苦しくて、ブルーアイドソウルと呼ばれる類ではあるものの、それよりももっと濃いと云うか綺麗さに欠けていると云うか、インパクトのある歌声で見事。
音楽的にどうのってのはあまり何も言えないが、歌の面白さはある。器用なバンドだという感触はするのとまさしく何でも融合させて演奏しているごった煮的なバンドで、才能ある人の実験の場でもあったか。残されている三枚のアルバムはいずれも英国ロックの歴史には残るユニークな作品。この三枚目まで辿り着く人はそれほど多くないとは思うが…。
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