Julie Driscoll - 1969
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Julie Driscoll - 1969 (1971)

まだこんなにカッコ良いアルバムがあるのか、と驚くくらいに幾つもの素晴らしいアルバムに出会う。最近モノも同じように意識的に耳にする事も多くしているが、ここまですぐに「コレ、いいわ」って思える事は多くない。じっくり聴いてもそうなるかどうか分からないが…。70年代の作品だと、大抵その感覚は敏感に働いてしまって、名盤、とは言わないけど凄く良いアルバムや楽曲に出会うとピンと来る。そもそも音楽ってのはそういう感覚だけで聴いていれば良いのだから、自分の聞き方がおかしいのかもね。
Julie Driscollの1969年制作、1971年発表の最初のソロアルバム「1969」。マーマレードレーベルと契約してレコーデイングをしたのに、レーベルが倒産しちゃったので録音後すぐにリリース出来ず、1971年にポリドールからリリースするまで世に出せなかったというアルバム。そして参加しているメンツが恐ろしくジャズ・ロック連中ばかり。この後に旦那さんになるキース・ティペットに加えて、その仲間たち…キース・ティペットのアルバムに参加してジャズ・ロックをやりまくるニュークリアスやソフト・マシーンな方々に加えてのクリス・スペディングやレーベルメイト達…、Bob DownesやBlossom Toesなんてのはレアな連中だ。カール・ジェンキンスまでいるからなぁ、一体どういう人脈を築き上げていたのかと思うようなメンツ。アフィニティのリンダ・ホイルのアルバムが1970年リリース、バックはニュークリアスだから、形式はそれと似たようなもの。
冒頭からとんでもなくカッコ良いギターをぶちかましてくれるクリス・スペディング、リンダ・ホイルの方もクリス・スペディングだったような…、歌い手の特徴もソウルフルなボイスの持ち主って事で、ほぼ似たような系統、こちらはオルガンの代わりにギターで、ってなトコか。ユニークなのはこれだけの面々だから当たり前と言えば当たり前ながらも、きちんと完全に、完璧にバックミュージシャンに徹しているというプロフェッショナルさ。ジュリー・ドリスコールの歌声を生かして艶かしくアルバム全体が包み込まれている作品になってる。しかもアコギってのもあるくらいだからかなり幅の広い音楽を詰め込んでいて相当の名盤に近づいている。話題がバックに引っ張られがちではあるが、ジュリー・ドリスコールの歌がネチっこくて力強くて好み。こういうメンツをバックに従えるとポップスにならなくて良いな。しっとりと歌も演奏も聴かせてくれる作品に仕上がってる。

まだこんなにカッコ良いアルバムがあるのか、と驚くくらいに幾つもの素晴らしいアルバムに出会う。最近モノも同じように意識的に耳にする事も多くしているが、ここまですぐに「コレ、いいわ」って思える事は多くない。じっくり聴いてもそうなるかどうか分からないが…。70年代の作品だと、大抵その感覚は敏感に働いてしまって、名盤、とは言わないけど凄く良いアルバムや楽曲に出会うとピンと来る。そもそも音楽ってのはそういう感覚だけで聴いていれば良いのだから、自分の聞き方がおかしいのかもね。
Julie Driscollの1969年制作、1971年発表の最初のソロアルバム「1969」。マーマレードレーベルと契約してレコーデイングをしたのに、レーベルが倒産しちゃったので録音後すぐにリリース出来ず、1971年にポリドールからリリースするまで世に出せなかったというアルバム。そして参加しているメンツが恐ろしくジャズ・ロック連中ばかり。この後に旦那さんになるキース・ティペットに加えて、その仲間たち…キース・ティペットのアルバムに参加してジャズ・ロックをやりまくるニュークリアスやソフト・マシーンな方々に加えてのクリス・スペディングやレーベルメイト達…、Bob DownesやBlossom Toesなんてのはレアな連中だ。カール・ジェンキンスまでいるからなぁ、一体どういう人脈を築き上げていたのかと思うようなメンツ。アフィニティのリンダ・ホイルのアルバムが1970年リリース、バックはニュークリアスだから、形式はそれと似たようなもの。
冒頭からとんでもなくカッコ良いギターをぶちかましてくれるクリス・スペディング、リンダ・ホイルの方もクリス・スペディングだったような…、歌い手の特徴もソウルフルなボイスの持ち主って事で、ほぼ似たような系統、こちらはオルガンの代わりにギターで、ってなトコか。ユニークなのはこれだけの面々だから当たり前と言えば当たり前ながらも、きちんと完全に、完璧にバックミュージシャンに徹しているというプロフェッショナルさ。ジュリー・ドリスコールの歌声を生かして艶かしくアルバム全体が包み込まれている作品になってる。しかもアコギってのもあるくらいだからかなり幅の広い音楽を詰め込んでいて相当の名盤に近づいている。話題がバックに引っ張られがちではあるが、ジュリー・ドリスコールの歌がネチっこくて力強くて好み。こういうメンツをバックに従えるとポップスにならなくて良いな。しっとりと歌も演奏も聴かせてくれる作品に仕上がってる。
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