Etta James - Tell Mama
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Etta James - Tell Mama (1968)

R&Bやソウルの世界がロックに入り込んで来て、その合わせ技が見事に花開く時はものすごいエネルギーとパッションをロックにもたらしてくれる。そこにまた別の世界からのサウンド、例えばブルースやジャズが入り込んでくるとそのエネルギーも組み合わさってくるからユニークなサウンドに仕上がる。それにはそれなりに才能のあるプレイヤーが必要だし、組み合わせられる天才も必要になる。今でもロックの世界はそうやって進化し続けている。ロックに限らないとは思うが。
Etta Jamesの1968年リリース作品「Tell Mama」。この人も人生色々あって、この時点でもようやく娑婆に出てきてどうなる事やらと言った時代だったらしい。そこでこれまでのキャリアやレーベルとは一旦離れて新しい世界を、と言うことでサザン・ソウルと呼ばれるサウンドをバックに歌ってみる事にしたようだ。これが見事に功を奏して、冒頭2曲の名曲で世界と時代を制したのだが、それは後の時代になって初めて分かる事。とりあえずはジャニス・ジョプリンが「Tell Mama」をロックバージョンで取り上げた事で知られるようになり、Facesとロッド・スチュワートが「I'd Rather Go Blind」を取り上げたことでロックの世界でも知られていった。同じような図式は他のR&Bソングでもあったし、モッズの世界なんてのはそんなのばかりだ。JBを筆頭にロックとの融合が果たされていった事は有名。
そしてこのアルバム、バックのサウンドが云々はあるが、やっぱりエタ・ジェイムズの歌声の図太さ。こんだけドスの利いた、腹の底から絞り出てきているような歌声だからどんなバックであろうとも、それがロックであろうとも圧倒的に前に出る迫力になるのは必至。後年の作品でロックのカバーもしているが、その辺聴いてても圧倒的だもん。だからと云って名作になるとも限らないのがロックの面白い所。本作はカバー云々ではなくてエタ・ジェイムズそのままの迫力をたっぷりと楽しむ作品。当然今の時代に聴けば古臭い音でアレンジだって大した事無いけど、歌声だけは嘘つかない。すごい迫力をそのまま聴けます。

R&Bやソウルの世界がロックに入り込んで来て、その合わせ技が見事に花開く時はものすごいエネルギーとパッションをロックにもたらしてくれる。そこにまた別の世界からのサウンド、例えばブルースやジャズが入り込んでくるとそのエネルギーも組み合わさってくるからユニークなサウンドに仕上がる。それにはそれなりに才能のあるプレイヤーが必要だし、組み合わせられる天才も必要になる。今でもロックの世界はそうやって進化し続けている。ロックに限らないとは思うが。
Etta Jamesの1968年リリース作品「Tell Mama」。この人も人生色々あって、この時点でもようやく娑婆に出てきてどうなる事やらと言った時代だったらしい。そこでこれまでのキャリアやレーベルとは一旦離れて新しい世界を、と言うことでサザン・ソウルと呼ばれるサウンドをバックに歌ってみる事にしたようだ。これが見事に功を奏して、冒頭2曲の名曲で世界と時代を制したのだが、それは後の時代になって初めて分かる事。とりあえずはジャニス・ジョプリンが「Tell Mama」をロックバージョンで取り上げた事で知られるようになり、Facesとロッド・スチュワートが「I'd Rather Go Blind」を取り上げたことでロックの世界でも知られていった。同じような図式は他のR&Bソングでもあったし、モッズの世界なんてのはそんなのばかりだ。JBを筆頭にロックとの融合が果たされていった事は有名。
そしてこのアルバム、バックのサウンドが云々はあるが、やっぱりエタ・ジェイムズの歌声の図太さ。こんだけドスの利いた、腹の底から絞り出てきているような歌声だからどんなバックであろうとも、それがロックであろうとも圧倒的に前に出る迫力になるのは必至。後年の作品でロックのカバーもしているが、その辺聴いてても圧倒的だもん。だからと云って名作になるとも限らないのがロックの面白い所。本作はカバー云々ではなくてエタ・ジェイムズそのままの迫力をたっぷりと楽しむ作品。当然今の時代に聴けば古臭い音でアレンジだって大した事無いけど、歌声だけは嘘つかない。すごい迫力をそのまま聴けます。
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