AC/DC - Fly on the Wall
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AC/DC - Fly on the Wall (1985)

ヌケの良いドラムってふとした時に出会うとかなり心地良く聞こえてきて、これで良いんじゃね?って気がする。曲によってはそりゃ多々凝ったドラミングってのは必要だろうし、基本シンプルにドラムで迫力を出すってのにはドカンスカンみたいなので十分だろ、と。そんな事を思ってみたらAC/DCってそういう意味で気持ち良いだろうと。いつの時代でも何も変わることなく、我が道を貫き通してン十年、今でも相変わらずのスタイルでR&Rを聴かせてくれる。そう、R&Rなんだよ、基本的に。メタルってのはこの人達には元来無い。ただ、パワーのあるR&R。それが凄い。
AC/DCの1985年リリース作品「Fly on the Wall」。時代はLAメタル=ヘアメタル全盛期、すなわち派手な若者が色仕掛けでドンドンとシーンに登場して人気を博していった時代、それもテクニカルなプレイヤーを擁していながら、ってワケで普通にシンプルにR&Rだよ、なんてだけでは到底注目度が異なる時代に出されたアルバムだけあって、否応もなくその周囲の影響を音的には受けている、と言われている。が、自分で聴いると、そうか?と相変わらず、何にも左右されない自分たちのAC/DCぶりをそのまま出し切っている。ともすればこれまで以上にAC/DCらしさを出しているんじゃないか、ってくらいの作品に聞こえる。音の処理の仕方は時代に即しているが、そもそものバンドの出している音は重さ重視のスタイル、しかもキャッチーになり過ぎないレベルに留めていて、それでも新しい取り組みもいくつか行っているという野心作。この辺りはマルコム兄弟がプロデュースをしているからかも。今の時代に改めてコイツを聴いて言うならば、相変わらずのAC/DC節が全開の傑作。
どの曲を斬ってもいつも通り、パワフルなリフとリズム隊、ドラムのドカンスカンが心地良く聞こえてきてリフもしっかりと馴染んでくれる。特にブライアン・ジョンソンのパワフルな歌については正に絶頂期と言わんばかりに充実していて、向かう所敵なしの力強い歌を聴ける。対するアンガス・ヤングのギタープレイだってリフだけじゃなくてソロやオブリでもコレっきゃない、ってプレイでキメまくり、更にコーラスワークでもバンドメンバーが勢い込んで歌っているし、実に素晴らしい。R&Rらしさ、っていう意味ではちょいと物足りないが、パワフルでAC/DCらしいブギスタイルって意味なら最高の出来映えなんじゃないか、とも思うくらい。いつ何を聴いても裏切られることのないAC/DC節を味わうなら全然OKなドライブした作品。

ヌケの良いドラムってふとした時に出会うとかなり心地良く聞こえてきて、これで良いんじゃね?って気がする。曲によってはそりゃ多々凝ったドラミングってのは必要だろうし、基本シンプルにドラムで迫力を出すってのにはドカンスカンみたいなので十分だろ、と。そんな事を思ってみたらAC/DCってそういう意味で気持ち良いだろうと。いつの時代でも何も変わることなく、我が道を貫き通してン十年、今でも相変わらずのスタイルでR&Rを聴かせてくれる。そう、R&Rなんだよ、基本的に。メタルってのはこの人達には元来無い。ただ、パワーのあるR&R。それが凄い。
AC/DCの1985年リリース作品「Fly on the Wall」。時代はLAメタル=ヘアメタル全盛期、すなわち派手な若者が色仕掛けでドンドンとシーンに登場して人気を博していった時代、それもテクニカルなプレイヤーを擁していながら、ってワケで普通にシンプルにR&Rだよ、なんてだけでは到底注目度が異なる時代に出されたアルバムだけあって、否応もなくその周囲の影響を音的には受けている、と言われている。が、自分で聴いると、そうか?と相変わらず、何にも左右されない自分たちのAC/DCぶりをそのまま出し切っている。ともすればこれまで以上にAC/DCらしさを出しているんじゃないか、ってくらいの作品に聞こえる。音の処理の仕方は時代に即しているが、そもそものバンドの出している音は重さ重視のスタイル、しかもキャッチーになり過ぎないレベルに留めていて、それでも新しい取り組みもいくつか行っているという野心作。この辺りはマルコム兄弟がプロデュースをしているからかも。今の時代に改めてコイツを聴いて言うならば、相変わらずのAC/DC節が全開の傑作。
どの曲を斬ってもいつも通り、パワフルなリフとリズム隊、ドラムのドカンスカンが心地良く聞こえてきてリフもしっかりと馴染んでくれる。特にブライアン・ジョンソンのパワフルな歌については正に絶頂期と言わんばかりに充実していて、向かう所敵なしの力強い歌を聴ける。対するアンガス・ヤングのギタープレイだってリフだけじゃなくてソロやオブリでもコレっきゃない、ってプレイでキメまくり、更にコーラスワークでもバンドメンバーが勢い込んで歌っているし、実に素晴らしい。R&Rらしさ、っていう意味ではちょいと物足りないが、パワフルでAC/DCらしいブギスタイルって意味なら最高の出来映えなんじゃないか、とも思うくらい。いつ何を聴いても裏切られることのないAC/DC節を味わうなら全然OKなドライブした作品。
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