Black Earth - Path Of The Immortal

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Black Earth - Path Of The Immortal (2019)
PATH OF THE IMMORTAL

 人の趣味は良く分からん。このブログの趣向も一体良く分からん、ってのを書いてる本人が思う。週の初めにはブルースが…って話だったのに、ハードロックに進みメタル系になり、本日はメロデスだ。先日来日公演を行っていて、3年ほど前にも行ったんだが、今回もやっぱり見ときたいな、って当日券確認して出てたからそれで入ってたっぷりと堪能してしまった。何故にそんなに興味あるのか自分でも良く分からないけど、泣きのメロディアスギターが好きなんだろうと思う。もちろん曲展開の無茶苦茶さとかリフの印象強さなど色々あるが、やっぱり一番はギター。だってライブ見てても曲を歌では全く判別出来ないからギターのリフで判別するしかないじゃない?しかもそれでも似たようなのばかりだから印象的なリフで「あぁ、これか…」と分かるワケ。みんなどうやって判別してるか知らないが、よく判別出来るものだと感心する。

 Black Earthの2019年来日記念盤になるのだろう、「Path Of The Immortal」というベスト盤+新曲2曲を収録したCD。この人達ダウンロード販売や聴き放題プランには楽曲提供していないからCD買うしかなくてね、それでもお釣りが来るくらいの満足度、ってかそういうリスナーしか居ないって方が正しい。そしてユニークなのは初期Arch Enemyというメンバーで構成されているから初期Arch Enemyの3枚のアルバムの続きって事で2曲の新曲があるって事だ。そして、今回はBlack Earth名義でArch Enemyの3枚のアルバムからのベストチョイスと新曲のリリース…、バンドを構成しているメンバーに替わりはないが、バンド名が違うんだよ…、良いのか、それ?って不思議さはあるが、とにかくそういうCDが出てる。日本限定のリリースだから出来た技だろう。普通はそれでも再録してリリースするモンだろうが、ここではリマスターだけしてのリリース。もっともリマスターしてほしかったんで、その方がありがたいんだが。そこに収録された新曲2曲は正に初期Arch Enemy=Black Earthの名にふさわしく、全く違和感なく馴染む事間違いなしのブルータルな楽曲とメロディアスなフレーズも織り込んだ相変わらずの叙情的なデスメタルで素晴らしい。デスメタル素晴らしい、っておかしいけど、ホントに叙情性が素晴らしいんだからしょうがない。

 前年の秋頃に来年5月に来日公演決定、ってインフォが出てて、そんな先の話分かるか、ってことでペンディングしてたんだけど、Twitterで流れてきて、そっか、来日してるんだ、って調べて行けたからラッキー。普通はそんなの行けないもんね。狭いライブハウスなんだけど、適度に満員、ライブ始まったら前に圧縮されていくので、自分的には当然ちょいと後ろに陣取ってゆっくり観戦。マイケル・アモットのマーシャルから直線の位置だったからクリストファーのギターの音がイマイチ聞き取れず、バランス悪いライブだった。更に音響のせいか立ち位置のせいか、ドラムの音が埋もれてしまっていて、どうにも全体的にバランスに難のあるライブだったのが気にはなってたけど、ライブそのものはもう凄い。演奏の丁寧さやバンドの上手さ、どうしたってメジャーになれなかっただろうよ、っていう雰囲気。オープニングはラウドネスの「Crazy Night」で場を盛り上げてのアルバム「バーニング・ブリッジズ」を丸ごと曲順もそのままで演奏、その後は初期2枚からのチョイス、アンコール後は恒例の「Aces High」「Bury Me An Angel〜Fields Of Desolation」と怒涛の攻めで締めての都合2時間。やはり現役でWackenでン万人を魅了させるバンドのメンツが主なのだからそりゃ凄いわな。



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フレ
Posted byフレ

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