Schenker / Pattison Summit - Endless Jam Continues
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Schenker / Pattison Summit - Endless Jam Continues (2005)

カバーアルバムってのも今じゃ実に様々なのが出ているし、アルバムまるごとカバーなんてのも普通にあるから珍しい事じゃなくなっているのは分かる。ただ、その昔だったらカバーって貴重な曲で、そのミュージシャンがどういう風にオリジナルをカバーしてアレンジして超えるのか、それとも原曲に忠実にやるだけなのか、やっぱり個性をどこまで出せるのか、なんてのも争点になったし、演奏する側もそういうのを意識していたからユニークなのがいくつもあった。今もそうだろうけど、もっとタブーに挑戦的なトコあった気がする。ただ、60年代なんてのはカバーが普通だったからその後の話になるのだろう。
Schenker / Pattison Summit名義での2005年リリース作品「Endless Jam Continues」。ものの見事に往年のロック楽曲を原曲に忠実にカバーした作品で、そのギターソロを全てマイケル・シェンカーが印象的なトーンとフレーズでメロディアスに弾きまくってくれているというユニークな作品。ドラムにはエンズレー・ダンバー、ベースはティム・ボガード、そしてボーカルはデヴィッド・パティソンという布陣で、マイケル・シェンカーは全て出来上がったオケにギターソロだけを被せた参加という事らしい。だから、バンドの一体感やマイケル・シェンカー主導でのカバープレイじゃないから、どういう主旨と目論見で、ってのはプロデューサーのマイク・ヴァーニー氏に聞くしかないか。それでもこの作品のパート1「Endless Jam」も合わせて聴いた時にはかなり感動しましたよ。何がって、マイケル・シェンカーがこんな往年のロックの名曲をどう料理するんだろ?とかどういう風にギターソロ入れてくるんだろ?って興味ね。単なるソロ参加であってもそこは気になるし、聴いてみた後の今でも思うが、さすが神、の一言。
背景はともかく、ものの見事にマイケル・シェンカーのギタープレイがこの時から新しくなっているDeanのフライングVのトーンで弾かれていて、そこも確かに気になるけど、相変わらずのマイケル・シェンカーのギタートーンであるのは確認できたので、次はフレージング。手癖中心ではあるけど、その手癖がメロディアスな人だからどの曲も特にクラシカルな要素は無いのに、どれもこれもギターソロになると様式美的にメロディアスなものになってしまってて、さすが神、となる。見事に元ネタの印象を全て消し去ってのマイケル・シェンカー色でのソロに仕上げている。素晴らしい。アルバムとしちゃそんなに取り上げるほどのものでもないけど、マイケル・シェンカーのギターソロがどういう風にこういう楽曲で弾かれているのかって興味だけで聞く価値あり。

カバーアルバムってのも今じゃ実に様々なのが出ているし、アルバムまるごとカバーなんてのも普通にあるから珍しい事じゃなくなっているのは分かる。ただ、その昔だったらカバーって貴重な曲で、そのミュージシャンがどういう風にオリジナルをカバーしてアレンジして超えるのか、それとも原曲に忠実にやるだけなのか、やっぱり個性をどこまで出せるのか、なんてのも争点になったし、演奏する側もそういうのを意識していたからユニークなのがいくつもあった。今もそうだろうけど、もっとタブーに挑戦的なトコあった気がする。ただ、60年代なんてのはカバーが普通だったからその後の話になるのだろう。
Schenker / Pattison Summit名義での2005年リリース作品「Endless Jam Continues」。ものの見事に往年のロック楽曲を原曲に忠実にカバーした作品で、そのギターソロを全てマイケル・シェンカーが印象的なトーンとフレーズでメロディアスに弾きまくってくれているというユニークな作品。ドラムにはエンズレー・ダンバー、ベースはティム・ボガード、そしてボーカルはデヴィッド・パティソンという布陣で、マイケル・シェンカーは全て出来上がったオケにギターソロだけを被せた参加という事らしい。だから、バンドの一体感やマイケル・シェンカー主導でのカバープレイじゃないから、どういう主旨と目論見で、ってのはプロデューサーのマイク・ヴァーニー氏に聞くしかないか。それでもこの作品のパート1「Endless Jam」も合わせて聴いた時にはかなり感動しましたよ。何がって、マイケル・シェンカーがこんな往年のロックの名曲をどう料理するんだろ?とかどういう風にギターソロ入れてくるんだろ?って興味ね。単なるソロ参加であってもそこは気になるし、聴いてみた後の今でも思うが、さすが神、の一言。
背景はともかく、ものの見事にマイケル・シェンカーのギタープレイがこの時から新しくなっているDeanのフライングVのトーンで弾かれていて、そこも確かに気になるけど、相変わらずのマイケル・シェンカーのギタートーンであるのは確認できたので、次はフレージング。手癖中心ではあるけど、その手癖がメロディアスな人だからどの曲も特にクラシカルな要素は無いのに、どれもこれもギターソロになると様式美的にメロディアスなものになってしまってて、さすが神、となる。見事に元ネタの印象を全て消し去ってのマイケル・シェンカー色でのソロに仕上げている。素晴らしい。アルバムとしちゃそんなに取り上げるほどのものでもないけど、マイケル・シェンカーのギターソロがどういう風にこういう楽曲で弾かれているのかって興味だけで聞く価値あり。
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