Lil' Ed & The Blues Imperials - The Big Sound of Lil' Ed & The Blues Imperials

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Lil' Ed & The Blues Imperials - The Big Sound of Lil' Ed & The Blues Imperials (2016)
THE BIG SOUND OF LIL'

 「アリゲーター・レコード 栄光の45周年コレクション」ってのが面白そうでね、このオムニバスから選んでいけばロックに近いブルースメン達のプレイが多数発見できるんじゃなかろうかと。今の所そこに手が回らないのでもうちょっと後にじっくり聴いて新たな発見をしてみようと目論んでいるけど、自分なんかだとまだこのアルバムの1/5くらいしか聞いたことないかもなぁって感じ。だから新たなる発見や出会いを期待したいね。

 そのアリゲーターレーベルと1980年代には契約をしながらも全然無名なままなLil' Ed & The Blues Imperialsの2016年リリースの作品「The Big Sound of Lil' Ed & The Blues Imperials」。最初からぶっ飛ぶギターの音とフレーズにやられる事間違いなしの作品。ジャケットの印象だけだとどこぞの民族がブルースプレイしているのかと思ったけど、そんな事無くてしっかりと普通にシカゴ出身の黒人が白人もミックスしたバンドとして結構なキャリアを築き上げているので、そういう偏見は無用、思い切り普通にアリゲーターレーベルらしいハードでギラギラしたブルースギタープレイが炸裂してくれてます。ジョニー・ウィンターまでは言わないけど、なかなか迫っているくらいのサウンドが近い。パンチも効いてるし、パワーもあるし、もちろんバンドの一体感も見事なもので、何よりもギタープレイがシビれる、ホントに。こんだけ弾いてくれると気持ち良いってくらいに弾いてくれてるしね。

 王道ブルースのリズムよりもアップテンポなシャッフル的ブルースが得意なのか、そこでのギタープレイが一番鳴るのか、どの曲もゴキゲンで勢い溢れる疾走感。そしてスライド・ギターの名手、J.B.ハットーの甥っ子…知らんなぁ…、そうなのか、ってのはあるが、そういう事からかスライド・ギターももちろん出てくる。それもまたアリゲーターらしいと言っていいのかアレだけど、見事なまでに派手なスライドプレイでギュインギュインと鳴らしているという…、こいつはカッコ良い。実にロックに近いブルースアルバムだけどきちんとどっから聞いてもハードブルース。良い作品に出会えました。





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フレ
Posted byフレ

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