Ally Venable Band - Puppet Show

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Ally Venable Band - Puppet Show (2018)
Puppet Show

 ブルース漁りしている時に何度か出てくるこの若い女の子、一体何なんだろうな…、まぁ、嬢ブルースってのもあるからその類かもなぁ…って何度かスルーしたけど、やっぱりまた出てきたからちょっと聴いてみようかな、って聴いてみたらこれがまた驚きの音でさ、「え?」って感じだったんでそれからまたアレコレと調べたりするんだが、案の定さほど日本語での情報は見当たらず、音を聞きながら何となくアメリカのサイト漁って調べてみたりするのだな。そうしてると何となくはその人が分かってくるから、納得しながら聴くワケよ。別に音だけで良いかどうか自分に合うかって判断すりゃ良いんだが、何かそういうの調べちゃうクセが付いててね。

 Ally Venable Bandの2018年リリースのセカンド・アルバムになるのかな「Puppet Show」って作品。見ての通り、若いギャルです。1999年テキサス生まれ、ってことなので20歳前後だけどアルバムデビューは16歳くらいだったらしい。しかもギター弾き始めたのは12歳頃、そこから4年でプロレベル。しかも地元の何とか賞なんてのもアルバム出す前から貰っていたりするという天才少女だったようで、元々協会で歌も歌ってたって言うから歌の方も筋金入り。そんな来歴なんだけど、これがSRVをヒーローと崇めてしまった事からギター、そしてブルースの道へ一直線となったようだ。やっぱテキサスだとSRVが身近なんだろうなぁ…、そんなことを知った今でも、これを最初に流した時の驚くばかりの歪んだ音とブルーススタイルはインパクトでかい。どっちかっつうとハードロックレベルまで歪ませたストラトサウンドがいきなり出てくるんだからさ。しかも随分と芯のある良いサウンドで鳴るから期待しちゃって…、そしたら割と図太い歌声も出てきて、やや安心。更にはギタープレイも見事なまでに往年のギタースタイルを踏襲していて、当然ながらの基礎スタイルは問題なくこなしてくれている。

 聴いていくほどにSRVの影響の強さはマジマジと実感しながらもブルースへの傾倒もこんだけ出てきてりゃ凄いわ、ってくらい。案外太めの音が出てるからそのヘンもSRVを研究したんだろうか。女子だからまさかあんだけ太い弦を張ってるんでもないだろうから、やっぱり音作りの方で分厚くしているのかな。それでもかなりユニークな女史ギタリストなので、既に3枚のアルバムをリリースしているのもあって、どこかでメジャーに躍り出てくるだろう。ただ、やっぱり歌声が可愛く聞こえちゃうから、そのヘンどっかで舵切っていけると面白いかもな。







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フレ
Posted byフレ

Comments 4

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photofloyd(風呂井戸)  

 いっやーーー、これは良いものを教えていただきました。
 女性のギタリストは頂です。
 完全にマークしました。

2019/05/18 (Sat) 23:31 | EDIT | REPLY |   
フレ
フレ  
>photofloyd(風呂井戸)さん

ルックスとのギャップが凄いですからね(笑)。
他もちょこちょこいるみたいですけど、どうにも歌が軽くて…。
ちょっと何か個性的なの入ってくれると面白くなるんですが。

2019/05/19 (Sun) 09:13 | EDIT | REPLY |   
あつくん  
何時も楽しみに拝見させて頂いています。

何時も楽しみに拝見させて頂いております(^^)
ご連絡のみですが失礼します。

2019/05/19 (Sun) 09:36 | EDIT | REPLY |   
フレ
フレ  
>あつくん

ども♪

2019/05/26 (Sun) 20:50 | EDIT | REPLY |   

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