Albert Collins - Frozen Alive

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Albert Collins - Frozen Alive (1981)
Frozen Alive

 白熱したブルースメンのプレイが好きだ好きだと言ってる割には真面目にギターでその音をコピーして学んだことが無いという自堕落者、もちろん何度も試みているんだけど、フレーズの音だけ取るのはさほど難しくないんだよ。ただ、ああいう風に弾くってのが難しくて、フレーズそのものはなぞればそりゃそんなに音数無いし、決まった音ばかりを使うワケだからね。でも、それだけじゃ弾けないってのがこの手のブルースメンの迫力やプレイスタイル。簡単に弾けたらもっとたくさんのブルースメンってのが出てくるだろうよ。ましてや日本人の自分がああいう風に弾けるのか、ってなるとそりゃもう、ね。でも、弾いてみたいです。

 Albert Collinsの1981年アリゲーター時代のライブアルバム「Frozen Alive」。この人もライブアルバムは外さない。どっからどう聴いても独特のギタープレイも変わらないし、常にA.C.リードも参加しているからサックスも泣きまくってて場を盛り上げてくれている。もちろんアルバート・コリンズのギタープレイも絶品、こんだけアクの強い音とフレーズのオンパレードってのはホント、どうやったら出来るんだ?ってくらい。テキサスブルースと言ってもこの人の場合はファンキーブルースとも云える作風が売りで、ホーンセクションなんかも上手く使っちゃうしね。それでいてしっかりと思い切りブルース。ましてやこの頃、もうかなりの年齢になっているのにコレかよ、ってくらいの熱気。多分ブルース・ロックが出てきて、あんな小僧どもに負けてられるか、ってのあったんじゃないかなぁ。ハジけて弾くようになったって時期あるもん。もっともアリゲーターレーベルってのはレオン・ラッセルの所だったからそういうロック寄りなサウンドをウェルカムしていたってのも大きいだろう。

 そんなアルバムが続いた後のライブアルバムだから、そりゃ見事なハズです。1981年ミネアポリスでのライブって事らしい。日本公演のライブアルバムも結構な代物だったけど、このミネアポリスのライブアルバムも素晴らしい。白熱するロック、じゃなくってファンキーなスタイルにテキサス野郎の魂が刺さる、みたいなブルースで正にそれはアイスピッキン、と異名を取るだけの硬質なサウンド。何気にサイドギターの堅実なプレイもきっちりと入ってて、グルーブとリズム重視のバンドの姿も浮き彫りになっている。その上でこのプレイだ。この人の作品もとことん全部聞き倒して味わってほしいですな。





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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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おっさん  

私はこのアルバムでブールスにどっぷり漬かりました。
そのあとレイ・ヴォーンですかね。

2019/05/03 (Fri) 08:00 | EDIT | REPLY |   
フレ
フレ  
>おっさん

ホント、コリンズのは響きますわ。
SRVが軽く聞こえてしまうくらい。

2019/05/06 (Mon) 18:41 | EDIT | REPLY |   

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