Ten Years After - Ten Years After
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Ten Years After - Ten Years After (1967)

Deccaと言えばStonesやSmall Facesなんかだろうけど、そもそも古くからあるレーベルで元々クラシックばかりをリリースしているレーベル、それがロック・ポップスの流れもあり、そのヘンやらないとヤバいんじゃね?ってことで始めたのがポップス部門、それでもやはりクラシックと同じレーベルでは…みたいな抵抗もあったのかレーベル価値を下げたくなかったのか、早い段階でデラムというレーベルを立ち上げてロック・ポップス系はそっちからリリースするという事にしていったようだ。あんまり詳しく調べてないけどそんな感じ。そのデラムレーベルでは時代が時代だから実に色々と実験的なアルバムもリリースしていたりしてこれはまた面白い。
今回はそういえばまだ書いてなかったのかと先日気づいたのでようやく登場させることとなったTen Years Afterの1967年のDeramからリリースされたファーストアルバム「Ten Years After」。アルバムジャケットは時代を反映させてややサイケ風味に仕上げているようで、中身も時代的なサウンドでデビューしてきたのかな、なんて思ってたりしたので実は聞くのが結構後になっていたアルバム。それがさ、聴いてみると驚くけど、いや、当たり前と言えば当たり前で、きちんとあのTen Years Afterに繋がるサウンドがきちんと収められていて、何らサイケ関係ないじゃないか、って話。それどころか見事にこの後のバンドはこのサウンド以外やってない、ってくらいにすべての青写真が描かれている。
R&Rからメロウなバラード調の曲、ジャジーなアレンジの微妙な楽曲、超定番ともなるブルースカバーソングの披露、当然ながらのアルヴィン・リーの速弾き炸裂満載、そんなTen Years Afterのすべてが詰め込まれている。しかもじっくり聴いてて思ったのは、この時代にしてはもの凄くキレイで分離した音と迫力あるサウンドで録られているってトコで、さすがデラム、と。ギターの音も生々しくて人間味満載な指使いまで聞き取れるくらいの熱気、こういうのがアルバムで聴けるんだからそりゃライブでは皆が皆称賛するだろうよ…普通のレコーディングアルバム聴いてても迫力感じられるんだから。
正直言ってここまで素晴らしいアルバムという認識は無かったファーストアルバム、一回りも二回りもしてまた到達してみた今、自分の大好きなブルース・ロックの原点に戻ってきたというか、やっぱりカッコよい。ギターサウンドのみならずバンドとの掛け合いやバンド一体になっての迫力…、スタジオ盤なのにこれか…ってやっぱり一発録り中心のアルバムだったんだろう。うん、カッコいい。

Deccaと言えばStonesやSmall Facesなんかだろうけど、そもそも古くからあるレーベルで元々クラシックばかりをリリースしているレーベル、それがロック・ポップスの流れもあり、そのヘンやらないとヤバいんじゃね?ってことで始めたのがポップス部門、それでもやはりクラシックと同じレーベルでは…みたいな抵抗もあったのかレーベル価値を下げたくなかったのか、早い段階でデラムというレーベルを立ち上げてロック・ポップス系はそっちからリリースするという事にしていったようだ。あんまり詳しく調べてないけどそんな感じ。そのデラムレーベルでは時代が時代だから実に色々と実験的なアルバムもリリースしていたりしてこれはまた面白い。
今回はそういえばまだ書いてなかったのかと先日気づいたのでようやく登場させることとなったTen Years Afterの1967年のDeramからリリースされたファーストアルバム「Ten Years After」。アルバムジャケットは時代を反映させてややサイケ風味に仕上げているようで、中身も時代的なサウンドでデビューしてきたのかな、なんて思ってたりしたので実は聞くのが結構後になっていたアルバム。それがさ、聴いてみると驚くけど、いや、当たり前と言えば当たり前で、きちんとあのTen Years Afterに繋がるサウンドがきちんと収められていて、何らサイケ関係ないじゃないか、って話。それどころか見事にこの後のバンドはこのサウンド以外やってない、ってくらいにすべての青写真が描かれている。
R&Rからメロウなバラード調の曲、ジャジーなアレンジの微妙な楽曲、超定番ともなるブルースカバーソングの披露、当然ながらのアルヴィン・リーの速弾き炸裂満載、そんなTen Years Afterのすべてが詰め込まれている。しかもじっくり聴いてて思ったのは、この時代にしてはもの凄くキレイで分離した音と迫力あるサウンドで録られているってトコで、さすがデラム、と。ギターの音も生々しくて人間味満載な指使いまで聞き取れるくらいの熱気、こういうのがアルバムで聴けるんだからそりゃライブでは皆が皆称賛するだろうよ…普通のレコーディングアルバム聴いてても迫力感じられるんだから。
正直言ってここまで素晴らしいアルバムという認識は無かったファーストアルバム、一回りも二回りもしてまた到達してみた今、自分の大好きなブルース・ロックの原点に戻ってきたというか、やっぱりカッコよい。ギターサウンドのみならずバンドとの掛け合いやバンド一体になっての迫力…、スタジオ盤なのにこれか…ってやっぱり一発録り中心のアルバムだったんだろう。うん、カッコいい。
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