Peter Hammill - In Camera
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Peter Hamill - In Camera (1974)

こうして並べてみるとカリスマレーベルもジェネシスとVdGGだけでなく、結構なクセのあるバンドをいくつも輩出しているもんだと思う。数は多くないのだろうけど、それぞれきちんと一枚だけでなくってバンド活動なり音楽活動を継続して進めている人たちなのでその意味ではレーベルとしての層が厚くなっていた。だからこそディストリビューションの会社が変わってもレーベルが存続していったのだろう。
VdGGのフロントマン、Peter Hammillの1974年リリースの4枚目のソロアルバムとなる「In Camera」、この人の場合はVdGGとソロの差が一体何なんだ?ってくらいにメンバーだってVdGGの面々も普通にハミルのソロに参加するし曲だってどっちもどっちで使っていったりもするし、なんだかよく分からない。ただ、そんな所にこだわるよりも作品数の多さを楽しむ方が得策で、VdGGの一連の作品の間にハミルのソロがコンスタントに入ってくるし、その時々の状態によって攻撃性を持った作品だったりアコースティックで狂気を訴えてきたりと色々な表現方法が味わえる。本作はともすればVdGGの手法論と同じじゃないか、って思えるほどに白熱拡散放出を行っているアルバムと言えるか、精神を研ぎ澄まして聞かざるを得ない鋭さを持った繊細な作品に仕上がっている。
既に35年前の作品なのに、生々しく突き刺さってくるハミルの訴えは一体何がそうさせるのかと疑問に思うくらいにアーティストの才能を開花させている。曲そのもののアレンジや音作り、楽器に依る音選び、組み立て方や繊細な積み上げ、そのどれもが無駄なく美しく繊細に編み込まれていて一音一音づつ染み込んでくる素晴らしき世界。一体どういう状況で聴くのが一番良いのだろう?VdGGならまだ分かる、が、このアルバムはもっと心の奥底で聞かないといけないのかも。そんな事を考えてしまうけど、普通に聴いててもとんでもないアルバムだってのは多分分かる。このアルバムジャケットだからそんな事思いもしないで聴いちゃうけど、とんでもなくテンション高くて真面目に向き合わないとダメな作品だね。
今でもこのとんがりまくったセンスをVdGGでも展開しているしソロ作品でも変わらないのだろうけど、凄さを実感しつつもやっぱり重い部分があるから何枚も一気に味わいたくないし、時間かかる聴き方をしていくしかないね。でもどれもホント研ぎ澄まされた鋭さや凄さがあるので痺れるサウンドを求めている人にはピーター・ハミルとかVdGGってのは絶対オススメです。

こうして並べてみるとカリスマレーベルもジェネシスとVdGGだけでなく、結構なクセのあるバンドをいくつも輩出しているもんだと思う。数は多くないのだろうけど、それぞれきちんと一枚だけでなくってバンド活動なり音楽活動を継続して進めている人たちなのでその意味ではレーベルとしての層が厚くなっていた。だからこそディストリビューションの会社が変わってもレーベルが存続していったのだろう。
VdGGのフロントマン、Peter Hammillの1974年リリースの4枚目のソロアルバムとなる「In Camera」、この人の場合はVdGGとソロの差が一体何なんだ?ってくらいにメンバーだってVdGGの面々も普通にハミルのソロに参加するし曲だってどっちもどっちで使っていったりもするし、なんだかよく分からない。ただ、そんな所にこだわるよりも作品数の多さを楽しむ方が得策で、VdGGの一連の作品の間にハミルのソロがコンスタントに入ってくるし、その時々の状態によって攻撃性を持った作品だったりアコースティックで狂気を訴えてきたりと色々な表現方法が味わえる。本作はともすればVdGGの手法論と同じじゃないか、って思えるほどに白熱拡散放出を行っているアルバムと言えるか、精神を研ぎ澄まして聞かざるを得ない鋭さを持った繊細な作品に仕上がっている。
既に35年前の作品なのに、生々しく突き刺さってくるハミルの訴えは一体何がそうさせるのかと疑問に思うくらいにアーティストの才能を開花させている。曲そのもののアレンジや音作り、楽器に依る音選び、組み立て方や繊細な積み上げ、そのどれもが無駄なく美しく繊細に編み込まれていて一音一音づつ染み込んでくる素晴らしき世界。一体どういう状況で聴くのが一番良いのだろう?VdGGならまだ分かる、が、このアルバムはもっと心の奥底で聞かないといけないのかも。そんな事を考えてしまうけど、普通に聴いててもとんでもないアルバムだってのは多分分かる。このアルバムジャケットだからそんな事思いもしないで聴いちゃうけど、とんでもなくテンション高くて真面目に向き合わないとダメな作品だね。
今でもこのとんがりまくったセンスをVdGGでも展開しているしソロ作品でも変わらないのだろうけど、凄さを実感しつつもやっぱり重い部分があるから何枚も一気に味わいたくないし、時間かかる聴き方をしていくしかないね。でもどれもホント研ぎ澄まされた鋭さや凄さがあるので痺れるサウンドを求めている人にはピーター・ハミルとかVdGGってのは絶対オススメです。
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