Triumvirat - Illusions On A Double Dimple
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Triumvirat - Illusions On A Double Dimple (1974)

英国のレーベルだけどヨーロッパ諸国のバンドのリリースも手がける、しかも英国だけというのではなくて自分たちが主のレーベルとしてリリースしているんだから面白い。ドイツのバンドを英国のHarvestからリリースして、ドイツ国内は他のレーベルからリリースしていたのだろうか?まぁ、実際は逆にディストリビュートされていただけなのかもしれないけど…、それでも面白いことにHarvestレーベル自体が有名になっていった事で、ヨーロッパ諸国のレーベルは英国ならどこそこのレーベルからリリースすれば多少なりとも世界進出の足がかりになる、みたいなのあったのかな。まだそこまでの発想は無かった時代だったかもな。今ならそういうの普通に考えるだろうけど。
Triumviratってドイツの鍵盤中心バンドの1974年リリース作品「Illusions On A Double Dimple」だ。俗にEL&Pと同じくトリオ編成の鍵盤バンドだから当然比較されてフォロワーと言われる事が多い。実際アルバムを聴いてみればハモンドやピアノや鍵盤系の音使いなんかはモロにエマーソンそのままとも言えるようなもので、ベースがギュインギュイン鳴ったりするのもグレッグ・レイク的かもしれんなぁ、と。実にロックらしい音を奏でてくれている。ところがボーカルはちょいと軽やかと言うか叙情性はあるのだろうけど、どこか軽めなんだな、それも面白いけど。んで、そんなトリオ編成のドイツ出身バンドなのに英国ハーヴェストカタログには載っているというバンド、聞けば普通に英国バンドと遜色ないサウンドレベルにあるんだから何らおかしくないしね。
冷静に音を聴いているとEL&PっつうよりもUriah HeepとかGenesisとかそっちの方の影響も大きそうだし、60年代〜70年初頭の英国ロックには相当影響受けているんだろうと言うのが判る。何だろうな、この軽さ。ドイツにしては珍しいパターンのサウンドで、発展途上さはあるけど魅力的な仕上がりを聴かせてくれる。歌が軽いんだな。ただ、バンドの音はかなり面白い。妙な湿っぽさがまるで見当たらないのはお国柄か、その辺りがドイツのバンドのセンス。

英国のレーベルだけどヨーロッパ諸国のバンドのリリースも手がける、しかも英国だけというのではなくて自分たちが主のレーベルとしてリリースしているんだから面白い。ドイツのバンドを英国のHarvestからリリースして、ドイツ国内は他のレーベルからリリースしていたのだろうか?まぁ、実際は逆にディストリビュートされていただけなのかもしれないけど…、それでも面白いことにHarvestレーベル自体が有名になっていった事で、ヨーロッパ諸国のレーベルは英国ならどこそこのレーベルからリリースすれば多少なりとも世界進出の足がかりになる、みたいなのあったのかな。まだそこまでの発想は無かった時代だったかもな。今ならそういうの普通に考えるだろうけど。
Triumviratってドイツの鍵盤中心バンドの1974年リリース作品「Illusions On A Double Dimple」だ。俗にEL&Pと同じくトリオ編成の鍵盤バンドだから当然比較されてフォロワーと言われる事が多い。実際アルバムを聴いてみればハモンドやピアノや鍵盤系の音使いなんかはモロにエマーソンそのままとも言えるようなもので、ベースがギュインギュイン鳴ったりするのもグレッグ・レイク的かもしれんなぁ、と。実にロックらしい音を奏でてくれている。ところがボーカルはちょいと軽やかと言うか叙情性はあるのだろうけど、どこか軽めなんだな、それも面白いけど。んで、そんなトリオ編成のドイツ出身バンドなのに英国ハーヴェストカタログには載っているというバンド、聞けば普通に英国バンドと遜色ないサウンドレベルにあるんだから何らおかしくないしね。
冷静に音を聴いているとEL&PっつうよりもUriah HeepとかGenesisとかそっちの方の影響も大きそうだし、60年代〜70年初頭の英国ロックには相当影響受けているんだろうと言うのが判る。何だろうな、この軽さ。ドイツにしては珍しいパターンのサウンドで、発展途上さはあるけど魅力的な仕上がりを聴かせてくれる。歌が軽いんだな。ただ、バンドの音はかなり面白い。妙な湿っぽさがまるで見当たらないのはお国柄か、その辺りがドイツのバンドのセンス。
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