Kevin Ayers - Sweet Deciever
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Kevin Ayers - Sweet Deciever (1975)

70年代は面白い。ロックがホントに色々と発展してって実験的にもなって、そこでもロックというフォーマットにこだわらず、音楽としてやりたいことを全部ぶち込んで自分のフィルターを通して出していくみたいなこもあるし、その結果がロックフォーマットじゃない場合だってもちろんあり、それも良いかってな感じで世の中にリリース、一体どういうんだ?ってのも思うけど売れたいはず、売れるハズ、売れなくてもアルバム作れる環境、ホントに才能を示せればそこはどうにでもなる、というのかね、そうとしか思えない人の一人にケヴィン・エアーズがいる。どうしてこの人プロの道で生きていけてるんだろ?っていつも不思議に思うけど、ホントに天才なんだろうと。
Kevin Ayersの1975年リリース「Sweet Deciever」。もうこの頃は既にソフト・マシーンの云々なんてのはとうにヌケていて、ソロの名前が先行していたんだろうとは思う。ちょうどその前にニコやイーノ、マンザネラとの「悪魔の申し子たち」ってライブアルバムがあって、話題をさらっていただろうし、その後にリリースされたのがこの作品で、オリー・ハルソールとパートナーシップを組み始めた最初の頃の作品になる。ユニークな事にエルトン・ジョンがピアノで参加しているってのもあって、目立たないけど、意外な所での繋がりなんかも発見。そして何と言ってもオリー・ハルソールのギタープレイの激しさというか面白さがところどころで際立っていてこれまでのケビン・エアーズのソロ作品からちょっとギターロック的な方向に聞こえるのかもしれない。ところが、作られている楽曲がそれに反しての南国風味になってきてて、実はギター要らないんじゃないか、って方向性だからオリー・ハルソールの出番としてはアコースティックとかの方が増えてくるんだな。
このアルバムジャケットも本人も気に入ってないらしいけど、なかなかインパクトあるアートワークで、妖しげな雰囲気が中身と全然合って無くてそれこそケヴィン・エアーズ、ってのも思うか。実際は勝手に作られたアートワークらしいが。それにしてもこの人の歌声は上手いとかそういうんじゃなくて普通に歌手な感じだし、かと言って曲が抜群に良いというんでもないから不思議。ただ、それでもどれもこれも親しみを持って聴ける曲ばかりだし、その軽やかさの中にも妙に心に残るところがあるんだから面白い。この魅力はなかなか解明できないだろうなぁ…。

70年代は面白い。ロックがホントに色々と発展してって実験的にもなって、そこでもロックというフォーマットにこだわらず、音楽としてやりたいことを全部ぶち込んで自分のフィルターを通して出していくみたいなこもあるし、その結果がロックフォーマットじゃない場合だってもちろんあり、それも良いかってな感じで世の中にリリース、一体どういうんだ?ってのも思うけど売れたいはず、売れるハズ、売れなくてもアルバム作れる環境、ホントに才能を示せればそこはどうにでもなる、というのかね、そうとしか思えない人の一人にケヴィン・エアーズがいる。どうしてこの人プロの道で生きていけてるんだろ?っていつも不思議に思うけど、ホントに天才なんだろうと。
Kevin Ayersの1975年リリース「Sweet Deciever」。もうこの頃は既にソフト・マシーンの云々なんてのはとうにヌケていて、ソロの名前が先行していたんだろうとは思う。ちょうどその前にニコやイーノ、マンザネラとの「悪魔の申し子たち」ってライブアルバムがあって、話題をさらっていただろうし、その後にリリースされたのがこの作品で、オリー・ハルソールとパートナーシップを組み始めた最初の頃の作品になる。ユニークな事にエルトン・ジョンがピアノで参加しているってのもあって、目立たないけど、意外な所での繋がりなんかも発見。そして何と言ってもオリー・ハルソールのギタープレイの激しさというか面白さがところどころで際立っていてこれまでのケビン・エアーズのソロ作品からちょっとギターロック的な方向に聞こえるのかもしれない。ところが、作られている楽曲がそれに反しての南国風味になってきてて、実はギター要らないんじゃないか、って方向性だからオリー・ハルソールの出番としてはアコースティックとかの方が増えてくるんだな。
このアルバムジャケットも本人も気に入ってないらしいけど、なかなかインパクトあるアートワークで、妖しげな雰囲気が中身と全然合って無くてそれこそケヴィン・エアーズ、ってのも思うか。実際は勝手に作られたアートワークらしいが。それにしてもこの人の歌声は上手いとかそういうんじゃなくて普通に歌手な感じだし、かと言って曲が抜群に良いというんでもないから不思議。ただ、それでもどれもこれも親しみを持って聴ける曲ばかりだし、その軽やかさの中にも妙に心に残るところがあるんだから面白い。この魅力はなかなか解明できないだろうなぁ…。
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