Pete Brown & His Battered Ornaments - A Meal You Can Shake Hands With In The Dark

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Pete Brown & His Battered Ornaments - A Meal You Can Shake Hands With In The Dark (1969)
ミール・ユー・キャン・シェイク・ハンズ・イン・ザ・ダーク

 そっか、このヘンもブログにはまだ全然出してなかったのか、ってのにいくつも気づいてしまった。ダラダラやってるだけじゃなくてきちんと見直して書いてかないと分かんなくなる。そりゃまライブラリにチェック付けてるワケじゃないし、基本的に聞きたいのを聴いてるだけでそこからの発展形でブログに登場させてるだけだから体系的に取り組めてないのがイカン。そもそもそんなに長々と書き続けるってことを想定してなかったもん。かと言って辞める理由もないからそのまま書き続けるんだろうけど、ブログサービスがそこまで続くのだろうか?って方が懸念事項だね。

 Pete Brown & His Battered Ornamentsの1969年リリース作品「A Meal You Can Shake Hands With In The Dark 」。クリームの歌詞を書いていたことで知られているピート・ブラウンが自身のバンドを組んでみた、というもので、その人脈からディック・ヘクストール・スミスが一番協力的貢献的にアルバムづくりが進んだようだ。新鋭ギタリストのクリス・スペディングの鋭いギターが突き刺さる曲も多く、このトレブリーなサウンドはともすればダサいジャズアルバムになりがちな所をきちんとロック的作品にしている効果を果たしている。そもそもピート・ブラウンって歌手なのか?って話だけど、突き放すように怒りを込めて歌うようなスタイルはなかなかロック的で面白い。それでいてバックは完全にジャズロックの様相を示しているサウンドなんだから妙な感じだ。更にギターが刺さるワケで、クリス・スペディングってジャズ系にロックを持ち込みたかったんだろうね。

 ところがそんな妙なサウンドでありながらも何故か曲にインパクトがあるというのか、強い曲というのか、引き込まれやすい楽曲が揃っていて、どういうワケか魅力的なアルバムに仕上がっている。セッション的にできあがっているようにしか思えないんだけど名盤という不思議。時代の空気感をパックしているからかそのセンスの良さが出てて面白い。プログレってほどのプログレじゃないしジャズ・ロック的だけど結局ごちゃまぜってなアルバム。不思議だけど良いアルバムです。





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フレ
Posted byフレ

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