Edgar Broughton Band - Edgar Broughton Band
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Edgar Broughton Band - Edgar Broughton Band (1971)

マイナーと思われているバンドでもアルバム何枚もリリースしているバンドでは当然時代時代、アルバムごとにサウンドへの取り組みが変わっていって、しっかりと進化を遂げている例もある。メジャーもマイナーもやっぱりミュージシャンだからそういう姿勢は同じで、ひとつは売れるためにはってのもあっただろうけど、新しい境地を開拓していくという部分もあったんじゃないだろうか。合致すればそれはありがたいことだけど、かと言ってポップな路線に走るだけでもないし、斬新なアプローチというチャレンジ精神旺盛なスタンスも数多く見受けられている。そんな中でもメジャーのハーベストからアルバムを何枚もリリースしながらそのまま埋もれていってしまっている、でもアルバムは何枚もリリースしていて結構期待されていた感のあるバンドがこのEdgar Broughton Bandで、意外なことにこのブログでまだ一度も登場していなかったのでようやくのお出まし。
Edgar Broughton Bandの1971年の三枚目のアルバム「Edgar Broughton Band」にして多分最高傑作。これまでのアルバムではヘヴィサイケ的なのが中心で如何にもアンダーグラウンドな世界を作り上げていて、しかも黒魔術的要素も打ち出していたから不気味さ倍増だったんだけど、このアルバムからはその要素はアルバムジャケットのおぞましさくらいにとどめていて中身は恐ろしく素晴らしいアシッド・フォークロック路線で、実に聞きやすく仕上げている。ウワサ話ではもうこのジャケットで分かるようにグチャグチャのサイケで呪いの言葉が散りばめられているみたいな感じだったけど、何の何の、ほんとに美しく彩られたフォーク・ロック、こういう路線って案外やってる人いないから新鮮だったりする。
それとバンド名の当人、エドガー・ブロートンの歌声のアクの強さもバンドの印象を決めている。何だろう、はっきりと伝わってくるヌケの良いダミ声とでも言うのか、どこかジェスロ・タル的な側面を持ち得ているようなバンドの雰囲気もあるし、サウンド的にもそうかも。そして何と言ってもこのヒプノシスのジャケット、食肉貯蔵庫の肉が並んでいる中に裸の人間がぶら下げられているという斬新かつ生理的嫌悪感を抱くセンス、見事なアートワークだ。こういうジャケットだからこそロックのアルバムは妙なイメージが先行していくのだな。頼もしい所。

マイナーと思われているバンドでもアルバム何枚もリリースしているバンドでは当然時代時代、アルバムごとにサウンドへの取り組みが変わっていって、しっかりと進化を遂げている例もある。メジャーもマイナーもやっぱりミュージシャンだからそういう姿勢は同じで、ひとつは売れるためにはってのもあっただろうけど、新しい境地を開拓していくという部分もあったんじゃないだろうか。合致すればそれはありがたいことだけど、かと言ってポップな路線に走るだけでもないし、斬新なアプローチというチャレンジ精神旺盛なスタンスも数多く見受けられている。そんな中でもメジャーのハーベストからアルバムを何枚もリリースしながらそのまま埋もれていってしまっている、でもアルバムは何枚もリリースしていて結構期待されていた感のあるバンドがこのEdgar Broughton Bandで、意外なことにこのブログでまだ一度も登場していなかったのでようやくのお出まし。
Edgar Broughton Bandの1971年の三枚目のアルバム「Edgar Broughton Band」にして多分最高傑作。これまでのアルバムではヘヴィサイケ的なのが中心で如何にもアンダーグラウンドな世界を作り上げていて、しかも黒魔術的要素も打ち出していたから不気味さ倍増だったんだけど、このアルバムからはその要素はアルバムジャケットのおぞましさくらいにとどめていて中身は恐ろしく素晴らしいアシッド・フォークロック路線で、実に聞きやすく仕上げている。ウワサ話ではもうこのジャケットで分かるようにグチャグチャのサイケで呪いの言葉が散りばめられているみたいな感じだったけど、何の何の、ほんとに美しく彩られたフォーク・ロック、こういう路線って案外やってる人いないから新鮮だったりする。
それとバンド名の当人、エドガー・ブロートンの歌声のアクの強さもバンドの印象を決めている。何だろう、はっきりと伝わってくるヌケの良いダミ声とでも言うのか、どこかジェスロ・タル的な側面を持ち得ているようなバンドの雰囲気もあるし、サウンド的にもそうかも。そして何と言ってもこのヒプノシスのジャケット、食肉貯蔵庫の肉が並んでいる中に裸の人間がぶら下げられているという斬新かつ生理的嫌悪感を抱くセンス、見事なアートワークだ。こういうジャケットだからこそロックのアルバムは妙なイメージが先行していくのだな。頼もしい所。
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