The Smiths - Strangeways Here We Come

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The Smiths - Strangeways Here We Come (1987)
Strangeways Here We Come (Remastered)

 80年代のベテラン勢によるロックシーンはちょいと悲しいものもあったけど、一方では新しいロックシーンがどんどん出来上がってきてて、今から見ても相当面白いユニークな時代だったとも言えるだろう。自分的にその中でも最も苦手で手を出すことの無かったシーンがニューウェイブ。どうにもカッコよさが分からなくて、音もソリッドじゃなかったしドライブもしてないし、と昔のR&R好きな自分には全然合わなかった。その手のは洋楽ベスト10なんかでも苦手なタイプだったし。多分今でもそれほど好んで聴くことないし得意じゃない。

 それでいてのThe Smithsの1987年の4枚目オリジナルラストアルバム「Strangeways Here We Come」。スミスって5年くらいしか活動してなくて4枚のアルバムしか残してなかったんだな。その割には当時からもうカリスマ的な扱いを受けてて今でもスミスが無けりゃこの音楽シーンは無かったし、今でもその遺伝子がシーンを形成しているんだから…なんていう扱いのバンドだったのに、ホント短命だったんだな。まぁ、The Stone Rosesなんかでも数年間だし、歴史を変えるくらいのインパクトを与えられるバンドってのはやっぱり短命なものなんだな。その前はSex Pistolsとかだろうし。そういえばモリッシーってNew York Dollsのファンクラブ会長やってたんだっけ?New York Dollsも短命だったしなぁ。それでいてこのカリスマ性‥、見事。

 アルバム聴いててそれ以前と比べてどうのとかよく分からないけど、こんなに聞きやすかったんだ、って思った。歌に迫力ないから好みじゃないし、ギターの音もやっぱり苦手な部類だけど、曲のレベルとかセンスとか凄いんだろうなぁって気がするもん。雰囲気作りも当然だけど。こういう歌の表現方法ってロックの世界じゃなかったから、確かにハマっていく人多いはずだわ。理解できるようになってきた。案外アルバム丸ごと聞けてしまったので、やっぱり良い曲、バンドなんだろうね。いつしかきちんと取り組む日が来るのかもしれないが…。



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フレ
Posted byフレ

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