Procol Harum - Live

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Procol Harum - Live
LIVE IN CONCERT WITH THE EDMONTON SYMPHONY ORCHESTRA (RE-MASTERED & EXPANDED EDITION)

 ブルース系統をまとめて書いていこうかなと思ってたんだけどなぁ、人脈で面白くなっちゃって追いかけてたらいつしか違う方向に進んでしまった…。今月も色々と新しいバンドのアルバムなんかも出てくるだろうし、どっかでそのヘンのモードに入らないといけないだろうしとか考えるんだけど、多分無駄。だからねぇ、いつもフラフラしてるんで一向にやりたい事が終わらないままというブログ、だけに限らず他も同じく纏めきれないままになってる案件が多くていかん。どっかで纏めていかないと何も形が残らないままになっちゃうので勿体無いし、ブログサイトだっていつまでもあるとは思えないし、だからアーカイブ化しないと…、って思うだけです。うん、困りものだ。

 Procol Harumの1972年リリースの初のライブアルバム「Live」。アルバム「Broken Barricades」のツアーで行われたオーケストラの共演作品ってことで記念碑的なライブだったことから残されたアルバムで、冒頭からものの見事にオーケストラとの融合でどんだけプロコル・ハルムってバンドの曲が生きてくるかをマジマジと実感することになる傑作。当然ながらオーケストラバージョンに合わせて譜面も書き直されているだろうしバンドも相当苦心したんだろうというのが良く分かるライブアルバムで、しかも一発録音に近いんだろうから、そのライブの迫力というのも手伝って素晴らしいアルバムに仕上がっている。プロコル・ハルムってどっか「青い影」だけのバンドって思ってる人多いんじゃないかな。実は全然そんな事なくって、70年代のアルバム全てが傑作だし、重さもテーマもある重鎮バンドなんだよ。この71年までは一旦ここで集大成を出しちゃったから、この後からはさらなるコンセプト作品になってってこれもまた楽しめるんだが、まずはこのアルバム、強烈。

 音が詰まってる、ってのが第一印象。そして荘厳で圧巻、到底ギターのソロなんて似合わないだろ、ってトコで思い切りデイブ・ボールのソロが入ってくるという異質ながらも見事なスタイル。ブルッカーの歌も相当に気合入ってるし、個人的には大好きなBJ・ウィルソンのドラムが重さに拍車を掛けている。この人、ホント見事なドラム叩くんだな。聴き始めると一気に聴いてしまえるライブアルバムで、ゆっくりとこの世界に浸ってみてください、ってライブ。



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フレ
Posted byフレ

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トアド  

このレビューを拝見して実際に聴いてみて、ピンときたので「A Salty Dog」をamazonでポチッとしました。いかにも英国らしい哀愁あるメロディ、ブルージーなギターと、完全に自分好みでした。まずは青い影、ってのが王道なのかもしれませんが…

2019/03/22 (Fri) 18:12 | EDIT | REPLY |   
フレ
フレ  
>トアドさん

青い影よりもその後のアルバムの方が面白いですね。

2019/03/24 (Sun) 23:42 | EDIT | REPLY |   

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