Savoy Brown - Street Corner Talking

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Savoy Brown - Street Corner Talking (1972)
ストリート・コーナー・トーキング(紙ジャケット仕様)

 60年代のブルース系のバンドの音ってのはとにかくチープで、それが名盤呼ばわりされているとホントにか?どこがだ?こんな音でか?ロックの方が全然格好良いじゃないか、って思ってたものだ。今でもそれはあるけど、そのチープな音を聴いてかっこよさを感じ取って必死にギターを弾いてた英国小僧の連中がロックを作っていったワケで、その元祖たるものをバカにしてはいけないってもんだ。そういうのからちゃんと聴いて同じエナジーを感じられるように取り組んだもん。まぁ、結果的にはやたらと色々な知識が増えただけで表現者になるまでではないのだが。そこらヘン行くと70年代の音ってのはしっかりしてきたよね。この期間の録音技術の向上は目覚ましいものあったんだろうな。

 はたまた英国に戻ってのSavoy Brownの1972年リリースの7枚目のアルバム「Street Corner Talking」。いや〜、バンドのメンバーが退去して離脱、そしてFoghatを結成してアメリカ進出を狙っていったという明らかにカネ目当ての移動があって、純粋に音楽を求めていたキム・シモンズとしては途方に暮れた事だろうけど、そこが歴史の面白いトコロで、何とChicken Shackから3人も引き抜いて来ちゃったと言う凄い人事異動。チキン・シャックの面々からしたらSavoy Brownの方がカネになると踏んだのだろうか?なかなか奥深い話ではあるんだが、そんな事でメンバーを大幅に入れ替えての作品だけど、それがどう影響を及ぼしたのか?案外と変わらないと言えば変わらない。でも、当然だけどかなり一気に垢抜けてキャッチーな方向性にはなっている。

 スワンプ・ロックに近いのかな。そこにブルースが当然入ってくるんだけど、洗練されたサウンドとフレーズで単純なブルースコードでチープな展開しかしなかった最初期からしたらもう雲泥の差、心地良いリズムの中でほどよいサウンドをバックにブルースギターが駆け巡る、それもうるさくない程度、弾きまくらない程度で流れていくという素晴らしさ。これまでもサボイ・ブラウンって幾つも聴いてるけど、このくらい洗練されてくると良いのかなぁって初めて思った(笑)。ちょっとまた初期からじっくり聴いてみるかな。昔はこういう音、好みじゃなかったからさ。スワンプとかレイドバックした音とかどうもね…。んでもこれ、良いわ。

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フレ
Posted byフレ

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