Beast in Black - From Hell With Love

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Beast in Black - From Hell With Love (2019)
フロム・ヘル・ウィズ・ラヴ【CD(日本語解説書封入/歌詞対訳付)】

 このブログもそうだけどこんだけ記事があると日々見てる分には良いけど、コンテンツ別にまとめて見たい時って面倒だな、と。カテゴリ分けをきちんと詳細に渡ってしていればそれなりに見れるのだろうな、とも思うのでそのウチきちんと分けたいとは思っているがなかなかこの物量を目の前にすると躊躇してしまうのもある…。んじゃ、コンテンツ別に切り出して、ってのを一部やってるけど、今度は成形したりしないといけないし割と面倒だなぁとか。んで、その延長で電子書籍にでもしちゃえば良いかなんて発想もあるんだけど、これもまたかなりの成形業務を伴うから躊躇しちゃう。ん〜、このままだとコンテンツが埋もれていくばかりだし、どうしたものかと考えはするもののなかなかどれも手が出ないまま日々過ごす…。

 さてさて、ここ最近では一番期待していたアルバムがリリースされたんで、楽しみに聴いてました。Beast in Blackのセカンド・アルバム「From Hell With Love」。いやはや、こんだけ80s要素の強いバンドでキャッチーなのもそうそうない。それでいてヘヴィメタルという枠組みにあるバンドなので、面白いようにメタルとポップスが同居している。今回のアルバムも冒頭からして、キャッチーなシンセ音満載でメロディだってもうポップスだろってくらいの旋律だし、メタル色強いという曲だってしっかりとメロディアス、そこがさすがのフィンランドってトコです。そして驚くべきはボーカルのギリシャ人ヤニス。野太い声から女性ボーカルか?ってくらいの声域を使い倒して、まるで複数ボーカリストが参加しているかのようなスタイルを駆使しまくってるという幅の広さ。もちろんコーラスワーク側もしっかりしてるからボーカルだけの凄さじゃないけど、そう聞かせるのはさすがだ。

 どこから斬っても明らかにアントン・カパネンの世界、そしてBeastな世界観で、メタルとポップスが80年代風味で展開される。しかしこんだけシンセポップなのがメタルに入ってくるってのは見事だ。Battle Beastの頃もそういうのあって、なんじゃこりゃ?って思ったけど、今回はそこがかなりパワーアップされてる。ストレートなメタルがそういう意味では少ない。ただ、シンセありも曲の一部でしかなく、パターンの変化として使われているのも多いから、やっぱりメタルバンド。だから不思議と聞きやすい。Babymetalに近しいサウンドの部分もあるかもしれん。流行のパターンは取り入れているけどしっかりメタルしている、っつうかね。ホント、アルバム最後の最後までキャッチーなスタイルは貫かれてます。

 どうやら歌詞の世界もオタクな世界観が広がっているみたいで、何でも日本のアニメや漫画に影響を受けての作品ばかりって事らしい。そっちにも興味が無いし歌詞そのものにもさほど興味を持ってないのでよく分からないけど、機会あればどういう歌詞なのかは見ておきたい気はするかな。まぁ、ファンタジーな世界になるのだろう。そんな事であまりにも聞きやすいし疲れる事もないから数回リピートして聴いてて楽しんでしまう傑作。飽きさせない音作りをどこまで進めるんだろうな、ってのが多分今後のテーマにはなるだろう。今の所ここまで個性が出せてるのは素晴らしいと思う。









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フレ
Posted byフレ

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