Black Sabbath - Headless Cross
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Black Sabbath - Headless Cross (1989)

年を取ると寝る時間が早くなるとか起きる時間も早くなると言われてて、そうなんかなぁ…、早起き苦手だからそうなったらラッキーなのかもしれん、なんて思いつつも未だに早起きは苦手だし夜更かしばかりしてるしと随分世間的な年のとり方からはかけ離れている気がするが、多分世間的に言われているのはもっと上の歳の話なのだろう。でもそのくらいってのはもう時間なんてどうでも良い頃なんじゃないか?なんて思ったりもするが、人間なんで自分だけは違う、特別だ、なんて思っても無駄、多少の時間差はあれども多くの事例と同じになるのが当たり前なので、ここで俺は違うぜ〜ってほざくだけ無駄だ(笑)。
Black Sabbathの1989年リリース14枚目くらいのアルバム「Headless Cross」だ。ボーカリストはあれこれあってのトニー・マーティンの時代、結果的にはトニー・マーティン時代のボーカルでアルバム3枚リリースしていて、今ではそのどれもが実はかなり名盤だという事も知られている。バンドのインパクトがおどろおどろしいオジー・オズボーン時代のサバスに集約されているので、どうしてもそれ以外のボーカリストだとそもそもダメみたいな風潮が強かったんだよね。まぁ、音楽の評価ってよりもバンド神通力って方が強かった時代だったからそりゃそうだろうと。ロニー・ジェイムズ・ディオは元云々の肩書も実力も知られていたので興味本位で見られながら新たなサバスを聴かせられた分まだ良かったけど、このトニー・マーティンは無名のシンガーだったが故にそれだけで認められなかったという悲劇。
ところがアルバムを聴いていると分かるように素晴らしき実力と音楽センスを持ってて歌声だってしっかり高いトコロまで出てくるし、太い声も出せていくし、情感豊かに歌えるシンガーなのだな。ただ、個性という意味では突出するトコロは見当たらないのだが、それでもこんだけのシンガーだ。悪いはずがない。そこにコージー・パウエルが合流してきたというあたりでバンドのテンションは実は結構高かった時代なんじゃないだろうか。確かにブラック・サバスって、と言うバンドではないのでやっぱり否定的な人が多いのも事実だけどこれはこれで、という名作の聞き方になるだろうか。じゃ、どうすりゃ良かったんだ?ってね(笑)。アイオミのソロじゃここまで評価されなかっただろうしさ。
ま、そんな事はあれども作品として聴くと90年代手前でこの古臭い音、何ら新しい事に取り組んでいないとも言えるサウンドなのに、ブラック・サバスというバンドがこんなに進化しちゃったんだ、という風に捉えるとものすごい進化なワケだから時代を超越している。そして結構、どころかかなり格好良い作品なのだ。この勢いがあれば90年代もメタル、イケたのにな。そう感じさせてくれるパワフルな作品。

年を取ると寝る時間が早くなるとか起きる時間も早くなると言われてて、そうなんかなぁ…、早起き苦手だからそうなったらラッキーなのかもしれん、なんて思いつつも未だに早起きは苦手だし夜更かしばかりしてるしと随分世間的な年のとり方からはかけ離れている気がするが、多分世間的に言われているのはもっと上の歳の話なのだろう。でもそのくらいってのはもう時間なんてどうでも良い頃なんじゃないか?なんて思ったりもするが、人間なんで自分だけは違う、特別だ、なんて思っても無駄、多少の時間差はあれども多くの事例と同じになるのが当たり前なので、ここで俺は違うぜ〜ってほざくだけ無駄だ(笑)。
Black Sabbathの1989年リリース14枚目くらいのアルバム「Headless Cross」だ。ボーカリストはあれこれあってのトニー・マーティンの時代、結果的にはトニー・マーティン時代のボーカルでアルバム3枚リリースしていて、今ではそのどれもが実はかなり名盤だという事も知られている。バンドのインパクトがおどろおどろしいオジー・オズボーン時代のサバスに集約されているので、どうしてもそれ以外のボーカリストだとそもそもダメみたいな風潮が強かったんだよね。まぁ、音楽の評価ってよりもバンド神通力って方が強かった時代だったからそりゃそうだろうと。ロニー・ジェイムズ・ディオは元云々の肩書も実力も知られていたので興味本位で見られながら新たなサバスを聴かせられた分まだ良かったけど、このトニー・マーティンは無名のシンガーだったが故にそれだけで認められなかったという悲劇。
ところがアルバムを聴いていると分かるように素晴らしき実力と音楽センスを持ってて歌声だってしっかり高いトコロまで出てくるし、太い声も出せていくし、情感豊かに歌えるシンガーなのだな。ただ、個性という意味では突出するトコロは見当たらないのだが、それでもこんだけのシンガーだ。悪いはずがない。そこにコージー・パウエルが合流してきたというあたりでバンドのテンションは実は結構高かった時代なんじゃないだろうか。確かにブラック・サバスって、と言うバンドではないのでやっぱり否定的な人が多いのも事実だけどこれはこれで、という名作の聞き方になるだろうか。じゃ、どうすりゃ良かったんだ?ってね(笑)。アイオミのソロじゃここまで評価されなかっただろうしさ。
ま、そんな事はあれども作品として聴くと90年代手前でこの古臭い音、何ら新しい事に取り組んでいないとも言えるサウンドなのに、ブラック・サバスというバンドがこんなに進化しちゃったんだ、という風に捉えるとものすごい進化なワケだから時代を超越している。そして結構、どころかかなり格好良い作品なのだ。この勢いがあれば90年代もメタル、イケたのにな。そう感じさせてくれるパワフルな作品。
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