Lunatic Soul - Walking on a Flashlight Beam

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Lunatic Soul - Walking on a Flashlight Beam (2014)
Walking on a Flashlight Beam

 ぼちぼちポーランドバンドネタも終わりかけてきて次なる方向性をどうするか検討中ではあるけど、やっぱり真髄Riversideはトリに出しておきたいなぁとか考えてた。ところが、昔からお気に入りだっただけあってしっかりと全アルバムレビューしてあったので、書けるアルバムが無かった事に気づいた。よって、Riversideの登場はちょいと難しいか、って事で締まらないポーランドネタになっちゃったか、と思ってたトコロに思い出したのがRiversideのフロントマン、マリウス・デューダ率いるソロプロジェクトのLunatic Soulのアルバム。これもまたRiversideとは異なる方向性での真打ちになってくれるだろう、ってことで登場です。

 Lunatic Soulの2014年リリース4枚目作品「Walking on a Flashlight Beam」。Riversideがヘヴィなサウンドと雰囲気でテンション高いプログレッシブサウンドをロック的に突き進めていくスタイルとすると、こちらのLunatic Soulはそれをもっと内面に向けたアンビエントな世界、発散する先を自身に向けたサウンド、というか実験音楽的な感じですらある方向性だ。同じ歌い手であってもここまでサウンドを変えていくと明らかに異なるバンドとして機能する。全体的な雰囲気は当然Riversideに似てくるけど、音楽性が違うからちょいと不思議な感覚に陥るが、ある種、昔デヴィッド・ボウイがアルバム単位でカメレオンの如くキャラクターまで変えて音楽性も変えて変身していったのと同じようなものだ。それがマリウス・デューダの場合はバンドごと変えているというだけの話か。

 それにしてもこういうスタイルのサウンドは確かに言われているようにスティーブ・ウィルソンの影響が多分にあるのだろうか、マルチプレイヤーで音楽的にもプロデュースからプレイヤーまでこなす才能がそうさせるのか、テンションの高いサウンド作りにしてもレベルの高い音楽性にしても見事なもので、ちょっと聴いただけでもその凄さは分かることだろう。それが聴いてて面白いかどうかってのは聞き手を選ぶ音楽ではあるが。実験的過ぎるキライはあるから革新的なサウンドが好きな人は好き、Riversideでのあのテンションの高さが好きな人も大丈夫かな。まぁ、そう書いていくとRiverside聴ける人なら大丈夫か。自分的にはね、面白いです、これ♪





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フレ
Posted byフレ

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