Moonlight - Downwords

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Moonlight - Downwords (2005)
Downwords

 日常から切り離れた世界を味わうと色々と異なる思考に巡り会えて面白いものだ。毎日となるとそもそもどれが自分の基準?みたいになっちゃうけど、たまにそういうのを味わうと新鮮で刺激的。だから人は旅行を好むのだろうか。大した目的は無いけど旅に出たいなんて話もよくあるだろうし、実際そう思う事も多い。行けば何か新しい刺激があるから、って期待感が一番かな。きちんとした目的を持って度に出るのももちろん面白いけど、そんな行き当たりばったりでもなかなか楽しめる。

 Moonlightというポーランドのゴシック・メタルバンドとして90年代には名を馳せたバンドの2005年リリースの8枚目くらいのアルバム「Downwords」。それこそまだやってたのか、って気がしたけど、それじゃ聴いてみようって感じで、実はちょっと期待しながら聴いたんだよね。プログレとかそのヘン聴いてたし、陰鬱なのに変わりはないからどういう路線に進んでいるんだろ?って。そしたら何とも驚く事にゴシック的なエッセンスやムードってのはあるけど、メタルっていう要素は全く無くなっていた。じゃ、どうなったんだ?って言うと、エレクトリカってのかアンビエントってのか電子音楽との融合サウンドってのか、そんなアレンジのバンドになってる。それでゴシックなのか?ってえぇと、これがまた不思議な事にそのエレクトリカ的な音をメタルギターに脳内で置き換えてみると明らかにゴシック・メタルな音なワケ。意味分からんのだけど、歌メロとか旋律とか曲そのものを聴いてるとゴシック・メタルに聞こえるってこと。

 それもまた凄い話で、やっぱり何か一世を風靡しただけあって、革新的で実験的なサウンドに挑戦してっても許されるってのか、プロデュース陣営がやりたい放題に楽しんでるってのか、ヴォーカルのマヤ嬢の能力を知ってか、歌い手として上手く機能させての売れ線もきちんと狙ったバンドにしていきたいのか、ってなトコロだ。それでもこの陰鬱でゴシックな世界観は新たなる方向性のひとつであったのかもしれない。ちょいと舌っ足らずな歌い方はちょいと許しちゃう部分あるしさ、案外聴けてしまってそのアルバムの出来映えの良さも味わえるんだから面白い。



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フレ
Posted byフレ

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