Ananke - Shangri La
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Ananke - Shangri La (2012)

ポーランド産のネオプログレなロックのスタイル、ここまで聴いているとパターンは色々あれども根底にあるサウンドの共通項は何となく分かってくると思う。決して明るくなる事もなくどちらかと言えば陰鬱感漂う部分が大きいながらも儚い夢を追い続け、みたいなヤツね。だからフロイドやキャメル的な叙情性の高いサウンドの模倣が多くなるし、もっとロックに突き進むならば尖っての主張をどこまで貫き通すか、のようなスタイルになっていくのだろうと思う。そのヘンが面白くてね、英国ロックばかり聴いているとそういうバンドは多数のうちの一つでしかないからさ。それが皆がその思想が根底にあるからいわば一つのジャンルが勝手にひとつの国になっちゃった、みたいなもんだ。まぁ、そりゃ言い過ぎだけどさ。
Anankeというもちろんポーランドのバンドの2012年リリースの傑作「Shangri La」。もともとがAbraxasというバンドのメンバー二人が一緒に組んだバンドってことで、その音楽性はAbraxasから継承されているってことだ、すなわち当然ながら叙情性や攻撃性すら持った好みなバンドなはず、ということで、当然それ系です。そしてこの「Shangri La」というアルバムは2枚目のアルバムになるんだけど、バンドのやりたい図式はここですべて完成しちゃったんじゃないか、ってくらいに名盤の域にある作品だろうと思う。いつもの哀愁系や当然ながらそもそもの楽曲レベルが高い、下手したら疾走感すらある中での陰鬱さ、叙情感なんてのもあって、メンバーのテクニックも当然申し分ないし、楽曲の展開やパターンの組み方なんてのもそりゃもう普通じゃ出てこない展開ばかりでついていくのに精一杯。実に味わい深いアルバム。
どの楽曲を聴いていても実に細かく練られているのも分かるし、安直に作られているトコロはホントに無いんだろうと思う。ギターにしても鍵盤にしても効果音にしてもどこもかしこもが必要な音が必要なトコロにきっちり入っているという…、アルバム一枚じっくり聴けてしまうという、しかも傑作ばかりでハマりやすい作品です。素晴らしい。

ポーランド産のネオプログレなロックのスタイル、ここまで聴いているとパターンは色々あれども根底にあるサウンドの共通項は何となく分かってくると思う。決して明るくなる事もなくどちらかと言えば陰鬱感漂う部分が大きいながらも儚い夢を追い続け、みたいなヤツね。だからフロイドやキャメル的な叙情性の高いサウンドの模倣が多くなるし、もっとロックに突き進むならば尖っての主張をどこまで貫き通すか、のようなスタイルになっていくのだろうと思う。そのヘンが面白くてね、英国ロックばかり聴いているとそういうバンドは多数のうちの一つでしかないからさ。それが皆がその思想が根底にあるからいわば一つのジャンルが勝手にひとつの国になっちゃった、みたいなもんだ。まぁ、そりゃ言い過ぎだけどさ。
Anankeというもちろんポーランドのバンドの2012年リリースの傑作「Shangri La」。もともとがAbraxasというバンドのメンバー二人が一緒に組んだバンドってことで、その音楽性はAbraxasから継承されているってことだ、すなわち当然ながら叙情性や攻撃性すら持った好みなバンドなはず、ということで、当然それ系です。そしてこの「Shangri La」というアルバムは2枚目のアルバムになるんだけど、バンドのやりたい図式はここですべて完成しちゃったんじゃないか、ってくらいに名盤の域にある作品だろうと思う。いつもの哀愁系や当然ながらそもそもの楽曲レベルが高い、下手したら疾走感すらある中での陰鬱さ、叙情感なんてのもあって、メンバーのテクニックも当然申し分ないし、楽曲の展開やパターンの組み方なんてのもそりゃもう普通じゃ出てこない展開ばかりでついていくのに精一杯。実に味わい深いアルバム。
どの楽曲を聴いていても実に細かく練られているのも分かるし、安直に作られているトコロはホントに無いんだろうと思う。ギターにしても鍵盤にしても効果音にしてもどこもかしこもが必要な音が必要なトコロにきっちり入っているという…、アルバム一枚じっくり聴けてしまうという、しかも傑作ばかりでハマりやすい作品です。素晴らしい。
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