Millenium - In Search of the Perfect Melody

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Millenium - In Search of the Perfect Melody (2014)
In Search of the Perfct..

 70年代プログレへのオマージュを持ちつつもしっかりと自分たちのスタイルやポリシーを見せつけながらシーンにその存在感を示していく、みたいなバンドが増えている。意識して出来ているというのでもないだろうけど、好きなバンドに成り切り、それでも現代のアレンジやサウンドを取り込み、オリジナリティをしっかりと持つのって難しいだろうから、そこがセンスの有無なのかね。認められるバンドもあれば笑われるバンドもある中、しっかりと育っていってるのがここのトコロのポーランドのロックシーン。実に面白くてこれもまたゆったりとリラックスした気分の時にじっくりと幾つも聴けたバンド郡のひとつ。ポーランド…ホントに興味深くて面白いシーンです。

 Milleniumの2014年リリース10枚目のアルバム「In Search of the Perfect Melody」。見事なまでにアルバムタイトル通りのスタイルを模索しているのだろう、と言わんばかりのサウンドで、彼らの持ち味であるピンク・フロイド、と言うか、これはもう明らかにロジャー・ウォーターズに成り切っているとしか思えないようなスタイル、楽曲アレンジも歌も歌詞もアレンジも見事なまでのサウンドで迫ってくる。当然ながらそういった掴みの中から幾つかのエッセンスを持ち込んで単なる模倣に走らないようになっているのは当然ながら、ふと入ってくる女性コーラスワークの使い方などはモロにフロイドでの使われ方と同じでハッとするし、突然のアコースティック展開なんかはもうイエス的でもあろうしと見事なまでに作り込まれた今どき20分近くある大作というのも見事。この一曲でアルバムの存在感とバンドのスタンスを示し切っているし、堂々とした自信を聞かせてくれている。

 当然ながらその掴みから進む楽曲の質が問われるのだけど、この辺からがオリジナリティ溢れるスタイルになっていて、やや物足りなさも覚える部分もあるのが正直なトコでもあるけど、冒頭のサウンドの余韻が残っているからアリだよな、なるほどな、みたいに許せちゃうってか(笑)、いや、そんなんでもなく、普通にロック的にプログレッシブで気合入ってて聞けるし、新たなるチャレンジも当然取り組んでいるし、何よりもそこには揺るぎなきロック魂みたいなのがあって、芯の通った音へのスタイルが詰め込まれている…、このヘンがポーランドロック勢の面白いトコロで、自分的にも惹かれる部分なんだけどね。サウンドそのものよりもその奥にあるスタンス、ってかさ。これまでも何度か何枚か聴いていたバンドだけど、徐々にこういうスタンスにハマりつつあって、ポーランドロックをまとめて楽しんでいる次第。うん、本作に限らずここのトコロの作品は毎回同じようにハマっているかな。



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フレ
Posted byフレ

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