McAuley Schenker Group - M.S.G.

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McAuley Schenker Group - M.S.G. (1991)
M.S.G.

 売る側の思惑と作り上げるアーティストやバンドの意向のギャップが生じることは良くある話だが、大変だなぁってのがアーティストやバンド側ももちろんちょっと魂売ってカネ稼ぎたいって心境が働くと売る側の思いってのに同調していっちゃうんで、チグハグな作品が世に出る事になって、概ね酷評されることが多い。もっともそのパターンで成功している例もあるんで何も悪いことじゃないし、やってみなきゃ分からんって話だけど、概ね魂売ったと思ってる時点で成功しないんのかもしれない。ビジネスだし割り切っていける部分と自分の感性個性と市場の求める商材…、難しいよね。

 McAuley Schenker Groupの1991年3枚目のアルバム「M.S.G.」もそういった思惑の掛け違いが顕著になった作品とも言えるか。元来持ち合わせているロビン・マッコリーの哀愁ある歌声と叙情性をやらせたら天下一品なマイケル・シェンカーの組み合わせなんだから上手くやればメロハー的なのも普通に出来ただろうに、売る側の思惑がアメリカの市場というのもあったからか妙に明るく突き抜けたようなサウンドに仕上げようとしたことからチグハグ感が出ちゃって、そのまま音になってる感じある作品になってる、と言われている。さて、自分的にどうかな、って思うと曲は悪くなさそうだし、マイケル・シェンカーもかなりギターを前に出したプレイしてるし、ロビン・マッコリーはもちろん歌上手いし、しっかり仕事できてるから案外悪くないアルバムな気がしている。

 ただ、皆が求めるマイケル・シェンカー像ってのからするとこういう音じゃないだろ、ってのが強いんだろうよ。それがどういうものなのか、ってマイケル・シェンカー自身が知ってると思うんだけど、同じことやっててもしょうがないし、こういうチャレンジになるのも分かるし、難しいよなぁ…。改めて聴いててね、そりゃマイケル・シェンカー・フェストとかもあったからだけど、かなり良い感じのアルバムに仕上がってるよ。アレンジや作り方がアメリカっぽい、大衆狙いっぽいトコロが耳につくのが難だけど、骨格は良い作品だと思う。何度も聴けないけど…。そこはやっぱりマイケル・シェンカーだからさ。

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フレ
Posted byフレ

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