Enforcer - From Beyond

0 Comments
Enforcer - From Beyond (2015)
From Beyond

 昔ロックってのは若者の初期衝動の表現手段としてひとつの有効な手段で、だからロックに救われた、みたいな話があるワケで、要するにロックに気づかなかったらその初期衝動ってのをどこに向けたら良いか分からなかったからってなモンだけど、そりゃそうかもな…などと自分も含めて思う。スポーツで快活に!なんて到底考えられないし、かと言ってバイクや何やらって方向も違うしさ、その辺に行ききれない中途半端さに気づくと悲しいかな、ロックの標語でもある「Sex, Drug & R&R」に魅力を感じてしまうワケよ。だって、ひとりで触れていくにはとってもイージーでしょ?だからそういうのがあったワケ。ま、今の時代がどうかは知らん。

 スウェーデンのEnforcerが2015年にリリースした「From Beyond」。NWOTHMの世界では一番の人気者、と言われているんで多分そうなんだろう。そしてこのアルバムが4枚目になるみたいだけど、かなりの傑作として語られているし、確かに自分で聴いていても物凄くバランスの取れた、そしてジャンルを代表するサウンドを持ったアルバムかも、って思う。あまり気にしたことないけど、どのジャンルでも多分そのジャンルのすべてを網羅したアルバムやバンドってのが代表的なバンドだったりアルバムになったりするんだろうね。難しいのはそんなのリアルタイムでそのシーンに居たら何が中心の音なのかは分からないから、バンドとしてはそういうの分かりつつも自分たちを信じて音作りを進めていく以外はないだろう、というあたり。常に孤高の道を歩むものなんだからある種起業家だよね。

 さて、このアルバム何が良いって、ホント、硬軟強弱静動みたいなのが見事に詰め込まれてて、スピードチューンや破壊力のある曲ってのもオープニングからカマしてくれて、おぉ〜って思うし、その後の繋がっていく曲もちょいと異なったトーンだから同じの聴いてる感なく、気分がちょいと落ち着く。そしてまた雰囲気変わってって、ボチボチって時にちゃんとハイトーンバリバリのキラーチューン持ってきてさ、さらにバラードなんかもきちんと入ってて聴いている側を飽きさせずにきっちりと取り込んでる。その完成度の高さは見事なもので、もちろん曲やメロディも勢い溢れる縦ノリ感あるのも多いし、いやはや素晴らしい。勢いだけの作品だと飽きるけどこういう作りになってるってのは見事。ボーカルがやたらとクラウス・マイネ的ってのは個人的にはちょいと耳につくんだけど、血管ブチ切らして歌ってるのも分かるから黙る。やっぱり格好良いバンドでこの界隈で一番人気なのも納得のバンド、アルバム。







関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply