Steppenwolf - The Second

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Steppenwolf - The Second (1968)
Steppenwolf the Second

 60年代のバンドの栄光が現代まで続けられているのはさほど多くはない。バンド名や代表曲レベルなら割とあるのだが、その活動歴やその後なんてのはほとんど知られていないし、知ろうとしないと出てこないし、まぁ、昔の一発屋程度な話題で終わってしまう。リアルタイムな人はそうでもないんだろうけど、さすがにこんだけ時代が経ってくると文化の一面でしかないからそうなるよね。そんな中にカナダのバンドって…って思って引っ掛かってたのがSteppenwolfでね。そう、あの「Born To Be Wild」で「イージーライダー」なSteppenwolf。「ワイルドで行こう」以外の活動って知ってる?ってな話ですな。

 1968年リリースのSteppenwolfの二枚目のアルバム「The Second」からも当時は「Magic Carpet Ride」ってのがヒットしたらしいけど、今になってはそれほど知られてないだろうし、結局失速してしまっているので、歴史の一ページにしかならなかったってのはまぁあながちハズレでもない。それでだ、このセカンドアルバム「The Second」を聴いているんだけど、これがまたなかなか、っつうかかなり時代性はあるもののロック的に楽しめるアルバムでしてね、粗雑感と言うかワイルド感はあるんだけど、それが売りでもあるし、だからと言って雑なモンでもないから割としっかりしたアルバムが創られてる。ファーストで売れたから予算回せたのもあるのかな、じっくりと練って作ったんだろうな、って具合の曲が多く聴けるし、凝ってる所は凝ってる。まだサイケの波も一部あるけど、本質的には骨太なハードロック的スタンスで湿られてて悪くない。

 概ねベスト盤だけで片付けてしまいがちなステッペンウルフだけど、その実アルバムではしっかりとコンセプト的に、バリエーション豊かに曲を取り揃えてメジャースタンスなアルバムが出来上がっているので、シングル曲なんかと同時に楽しめる。ジョン・ケイのこのダミ声ってかロック声は野性味を感じさせてくれてバンドのスタイルを確率してくれているし、軽やかでもないので好み。案外良かったんで軽く驚いたけど、そりゃそうか、とも思う。







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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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おっさん  

ファーストしか聴いてないなぁ(笑)
ワイルドで行こうは昔バンドでやってました、
やってる方も聞いてる方も盛り上がって名曲ですな。

2018/12/01 (Sat) 05:01 | EDIT | REPLY |   
フレ
フレ  
>おっさん

ファースト、よく見たら自分トコで取り上げてなかった(笑)。

2018/12/02 (Sun) 22:39 | EDIT | REPLY |   

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