Rory Gallagher - Deuce

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Rory Gallagher - Deuce (1971)
DEUCE / REMASTERED 2011

 普段の忙しい日々から離れてフラリと近場を散歩すると何とも実は伸びやかな空気が広がっている事だろう。そんなことにも気づかないでイソイソとしている日常ってのはアホみたいだな、などと思ったりする。基本的には自分の存在など無くても世の中が困ることは無いし、狭い世界の中でもそんなに影響ないだろうなぁなどとも思う。個人間になるとそりゃそうは言えなくなるとは思うけど、そう考えてるなら日常の多少のアホらしいことはおざなりにしても別に問題なかろうよ、なんて考えてしまうものだ。現実逃避したいが故のお話なのだろうけど、そういう心構えがないとねぇ…、大変ですよ、ホント。

 Rory Gallagherの1971年リリースのセカンド・アルバム「Deuce」。元々がTasteのハードブルーストリオから出てきているんだから最初のアルバムは基本その路線を踏襲していったものの、早い段階でリリースされてきたこのセカンドアルバム「Deuce」、冒頭からして意外性の高い曲が並ぶ。何が、って基本アコースティックなプレイが多い作品で、ストラトでブルースを奏でるだけじゃなくてアコギでこんだけ繊細なフレージングをしっかりとキメてくれているという作品。ストラトにしてもさほど歪ませずに割とクリーンな音でプレイをじっくりと聴かせてくれているんで、ギターを弾くという才能はアコギだろうとエレキだろうと構わないようで、しっかりとギタリストとして唸らせてくれる。なんかねぇ、ものすごく繊細なんですよ。弾き方だけじゃなくて音色の使い方とかが良く考えれてて、なのかセンスなのかだけど、ギターそのものの音の良さもきちんと出してくれてるし。

 それでさ、黄金フレーズとか展開もあるんだけど、しっかりと出してくれてて、スライドの楽しみ、派手じゃないけどブルースプレイの味わい、アイリッシュからカントリータッチまで、ハープとギターもあれば、みたいなね。歌声も若々しいから艷やかで、正直この作品だけを切り取って聴いているとブルースギタリスト専門職とは思えないんじゃないかな。多様性に富んだ優れたギタリストのアルバム、みたいなさ。多分それが本質だったんだろうと思う。時代的にブルースギターを前面に出してただけで、後々のアルバムなんかでも聴けるけど、民族的なのやアコギも含めて色々やってるもんね。その才能をここで初めて見せ始めていったというところか。初期の名盤と言ってよいアルバムだろうね。








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フレ
Posted byフレ

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