The Prodigy - No Tourists

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The Prodigy - No Tourists (2018)
NO TOURISTS

 歴史モノ読みたいなぁ…、でも最近はもう紙の本って面倒だなぁって思ってしまってやっぱりデジ本がラクだわ…となると、じゃ、どんな本買う?みたいになる。別に紙の本屋でも同じ悩みにぶち当たるんだけど、何となくパラパラ見ながらこれでいいかな、とか自分なりに納得して買えるじゃない?デジ本でもなんとなくそれらしき事できるんだけどすべてが揃っているというだけあって今度はすべてをそうやって見れるのか、となる。紙の本屋だとそこにある中で、とか出来るけど…。結局どれが良いのか色々調べることになって余計面倒…、そんな手間かかるならさっさと適当なの買って読んどけ、って話だな。そこがさ、まだデジタルな人間になれてないって事で、中途半端にアナログの良さなんかを実感しちゃってるのかな。

 The Prodigyの2018年の作品「No Tourists」。このバンド、自分のロックという歴史の中で何で登場するのかわからないくらい割と対極にあるバンドだったんだけど、どこかの何かで知ってからは大抵チェックしている。どっからどう聴いてもパンクだからだと自分では思ってるけど、今となっては古い攻撃性のあるテクノ、なんだろうと。しかも我流を変えないから古臭さも残っていくというわがまま、それが古くならない、古く聴こえない、っていうところに彼らのセンスの良さと時代への反応がある。一方どの作品も確かにあまり変わらないという気もするから、やっぱり自分ではこの手の音の深みは理解できないのかと。単にアルバム出してるだけで、もちろん作風なんてさほど大きくは変わらないよ、って言うならわかりやすいんだけど。

 そんな適当な感覚だけど聴いてて心地良いんだから面白い。ノイズのビート、そこに歌がラップ的に乗っているけどビートのひとつとして存在しているという感覚、ギターなんかないのに歪んでいるヘヴィな音達、デジタル音そのままでロックらしさはないのに、ここまでロックになってるのはやっぱり彼らの面白さ。だからずっと聴いていられる。その代わり、違いも大して分からない、でもいいんだ、それで。トリップできて興奮するんだから。そんなサウンド。





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フレ
Posted byフレ

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