Curved Air - Lovechild

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Curved Air - Lovechild
ラヴチャイルド

 昔は万人が知ってるバンドとかアーティストってのがいて、今でもそんなのから話題は繋がっていくのだが、これだけ様々な音楽が氾濫してくるともう万人が知ってるなんてのはほとんど無くなってて、アイドルですら皆が知らなくても良い地下アイドルの世界になるワケだからバンドやアーティストの世界なんてもうあり得ない。だからそういう会話もなかなか繋がりにくいのだが、一方でSNSを筆頭にそういうつながりを求める人達のツールや溜まり場ってのも見つけやすくなっていて、コミュニケーションはそこで発達させられるという時代。故にリアルで顔見ながらとか偶然に同じような趣味からっていう非効率な出会いはどんどんと削られていき、高確率で会話が成立する世界が尊重される時代。眼の前に友達だと思ってるヤツが居て、一緒にメシ食っててもスマホでSNSやってたら多分自分よりもそっちの画面の先にある方が信頼度友人度が高いから信じちゃいけない(笑)。

 Curved Airのソーニャ・クリスティーナもロック史に於いては実に際立った女性ボーカルの一人で、それはもうルックスも含めての妖しさが一番なのだが、シーンから遠ざかって21世紀になってまた登場した時のギャップの大きさから自分はもう姿を見ないようにしている。歌声の方もさすがにあの妖しさをキープできておらず、なかなか残念感が倍になって…。それはともかく90年代に突如としてリリースされた「Lovechild」というCD、当時から持っていて聴いてたのだが、果たしてこれは何なのかってのがその頃は情報無くて全然分からなかったんだよ。今の時代は便利だ。このCDに収められている音源は1973年5月頃にほぼバンドが解体している時に誰かが…、ソーニャなのかエディ・ジョブソンなのか、が中心となって録音したCurved Airの次なるアルバムに向けてのデモテープ、だそうだ。一部「Air Cut」のアウトテイクなんかも入っているみたいなので、良く分からない事に変わりはないけど、それでもすっきりした。バンドの躍動感とか一体感とかグルーブ感ってのが皆無で、ホントにこういう曲だからね、っていうくらいにしか聴こえないから全然面白味が無いんだよ。デモだって分かれば納得だもん。

 それにしてもこんだけのデモを録音しているんだから真面目に取り組むつもりだったんだろうけど、結局は未発表のまま、ドラマーもスチュワート・コープランドじゃないのはソーニャと出会う前って事か?などと邪推までしてしまう始末だが、それはともかく、収められている楽曲はデモだからという事を差っ引いても全く面白くないと思うのは自分だけか?CD買った当時もつまらん…って全然聴かなかったけど、そりゃそうか。こういう歴史的記録物ってのはきちんと来歴や貴重度を表してくれてないとダメです。





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フレ
Posted byフレ

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