The Struts - Young & Dangerous

2 Comments
The Struts - Young & Dangerous (2018)
YOUNG&DANGERROUS

 ココ最近のいくつかの新しいバンドのアルバムを聴いていて思うが、案外まだまだロック、捨てたもんじゃないのかもしれない。そこでしっかりとリスナーが着いていけばいいな、と思う。もっとも自分が好んで聴くのはどうしたって70年代のロックの風味やテイストがオマージュされているものが多いので、結局はそこに幻想を見ているだけなんだけど、それでもロックそのものが持つ勢いやパワー、ってのが聴けるから、そうだよなぁ、ロックって格好良いモンなんだよ、と。んでどこか着いて行きたくなるカリスマ性だったり求心力だったりがあるからこそ魅力的なんだし、スターって言われるワケなんだ。そんな幻想を思い出させてくれたのがこれ。

 The Strutsの待望の2枚目のアルバム「Young & Dangerous」。2014年のデビューからの二枚目だから4年目での新作というペースでその大物感が味わえるのだが、実際はそんだけ苦労していたとも言えるのか。ライブで地道に実力を付けて自分たちの可能性を更に模索して音楽的な側面でも磨きをかけていったのかもしれない。そう思えるくらいの成熟した今の彼らを出し切っているアルバムなんだろうな、というのが聴いてて分かる。多分絶頂期。サウンド的には改めて書けば、ポップスの歴史のラインにあるロック、スター性のあるロックソング。今のメタルとかコアなものを好む連中からしたらテイラー・スウィフトと大して変わらないのかもしれないけど、昔のロック、ってこういうもんだったし、それをそのままやってるとも言えるし、当然昨今の流行も取り入れているとも言える。ギターで攻めるぜ、なんてロックじゃなくってしっかりそれぞれの役割がここ一番で出てくるようなロックソング、そんな使い方。

 やっぱり何よりもThe Strutsの魅力はボーカルにあるだろう。ここまで伸びやかに歌が出てくるバンドもそうそう見当たらない、そうクイーンのフレディ・マーキュリーのように。どうしたってダブった姿がイメージされるんだけど、それはそれで良しとして新たな若かりしフレディ的な歌を味わえる魅力。楽曲はちょうど70年代中後半のグラマラスなポップ・ロックバンドのあたりを彷徨いていて、コーラスワークやキャッチーな旋律が見事。ライブでの力が本当に付いてくると物凄いバンドになるんだろうけど、ちょこっと見た昔のライブパフォーマンスはまだまだ貧弱なものだった。どんだけ化けてくれるかなという期待感満載のバンド、アルバムはひたすら流しまくるくらいに格好良いので文句なし。気持ち良い。







関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 2

There are no comments yet.
666  

良いアルバム、バンドですね
QUEENやストーンズ、グラムと影響元を指摘できる音楽ですが、そこのパロディに陥らず、
現代のバンドの新作アルバムとして純粋に楽しめます。
ポップセンスもスター性もあるので、THE DARKNESSのようにブレイクして活躍して欲しいですね。

2018/11/02 (Fri) 08:14 | EDIT | REPLY |   
フレ
フレ  
>666さん

期待です♪

2018/11/04 (Sun) 21:44 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply