Galley Beggar - Silence & Tears
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Galley Beggar - Silence & Tears (2015)

脈々と続く英国トラッドの流れなんかは今でもスタイルの変化などもあまり大きくなく生き続けている。そもそもが伝承音楽だから消え去る事もなく受け継がれていくべきものなので、新たな変化を起こす必要もない音楽のひとつでもあるからロックとかと位置づけは異なるのだろうが、それでも切り取っていけば同じ音楽シーンに存在する事もあるわけで、特にフェアポート・コンヴェンションがやったように電子楽器との融合ともなって現代の作品のひとつになってくると今度はそれをもリバイバルしていこうという風潮にすらなるようだ。自分的にはロックに限らず、こんなエレクトリックトラッドの世界までこういうバンドが今この時代でも出てくるなんてのは思いもしなかったもん。
Galley Beggarという英国のバンドの3枚目のアルバム「Silence & Tears」。見事なまでに英国エレクトリックトラッドの世界を継承しているバンドで、素晴らしくアコースティックだけど近代的な電子楽器でのトラッド風サウンドを奏でるバンド。サイケ風味や多少のエレクトリックロック的な側面もあるけど、やっぱり英国エレクトリックトラッドサウンド。いつかどこかでリチャード・トンプソンがゲストでギター弾いたりしたら見事なまでのフェアポート・コンヴェンション復活みたいになっちゃうんじゃないだろうか。ちなみにボーカルとバイオリンは女性によるメンバー構成なので、美しき歌声を堪能できるのもよろしい。
それにしてもホント不思議。どこからどうやってこういうサウンドをやっていこうとか思うんだろう?いや、もちろんそういう世界もあるけどさ、こんだけギター弾いたり歌が歌えたりしてこっちの方向に進むってのがね、珍しいように思うからさ。そして聴いていて思うんだが、実に聴きやすくて心地良いサウンドに仕上がっている。だからこそ今の時代でこういう音でも受け入れられるんだろう。そんだけ良く出来てるアルバムで、単にフォークとかトラッドをかのリバイバルじゃなくて、きちんとオリジナルな方向性を見出して新鮮さも打ち出しているんだな。気に入りました、これ。アルバムジャケットの意味深さも結構好みだしね。

脈々と続く英国トラッドの流れなんかは今でもスタイルの変化などもあまり大きくなく生き続けている。そもそもが伝承音楽だから消え去る事もなく受け継がれていくべきものなので、新たな変化を起こす必要もない音楽のひとつでもあるからロックとかと位置づけは異なるのだろうが、それでも切り取っていけば同じ音楽シーンに存在する事もあるわけで、特にフェアポート・コンヴェンションがやったように電子楽器との融合ともなって現代の作品のひとつになってくると今度はそれをもリバイバルしていこうという風潮にすらなるようだ。自分的にはロックに限らず、こんなエレクトリックトラッドの世界までこういうバンドが今この時代でも出てくるなんてのは思いもしなかったもん。
Galley Beggarという英国のバンドの3枚目のアルバム「Silence & Tears」。見事なまでに英国エレクトリックトラッドの世界を継承しているバンドで、素晴らしくアコースティックだけど近代的な電子楽器でのトラッド風サウンドを奏でるバンド。サイケ風味や多少のエレクトリックロック的な側面もあるけど、やっぱり英国エレクトリックトラッドサウンド。いつかどこかでリチャード・トンプソンがゲストでギター弾いたりしたら見事なまでのフェアポート・コンヴェンション復活みたいになっちゃうんじゃないだろうか。ちなみにボーカルとバイオリンは女性によるメンバー構成なので、美しき歌声を堪能できるのもよろしい。
それにしてもホント不思議。どこからどうやってこういうサウンドをやっていこうとか思うんだろう?いや、もちろんそういう世界もあるけどさ、こんだけギター弾いたり歌が歌えたりしてこっちの方向に進むってのがね、珍しいように思うからさ。そして聴いていて思うんだが、実に聴きやすくて心地良いサウンドに仕上がっている。だからこそ今の時代でこういう音でも受け入れられるんだろう。そんだけ良く出来てるアルバムで、単にフォークとかトラッドをかのリバイバルじゃなくて、きちんとオリジナルな方向性を見出して新鮮さも打ち出しているんだな。気に入りました、これ。アルバムジャケットの意味深さも結構好みだしね。
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