Gary Farr - Strange Fruit
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Gary Farr - Strange Fruit (1970)

70年代のアルバムって40分前後というコンパクトな時間で聴けるんで、ちょっと聴いてみよ、ってのが手軽に出来て良い。それでも以前はアルバム聴くってのはひと仕事だったんで、しっかりと時間を取ってからじゃなきゃ、なんて思ってレコードプレイヤーの前に座って聴いていたものだが…。CD時代になってからついつい40分というサイズが「ながら聴き」するようなものになり、真面目に集中して聴く機会が減っていった。今のDL時代なんてのはもう論外で、そもそもアルバム聴こうという意思がないままに聞けてしまうワケだからダラダラも良いところ(笑)。それでも面白いのはその中でもきちんと琴線に引っ掛かるものが引っ掛かる、って事だ。ただね、今はその琴線ってのを替えなきゃって思ってるのもあるからなぁ…。
Gary Farrの1970年のセカンドアルバム「Strange Fruit」。話題性としてはもうリチャード・トンプソンの参加とMighty Babyという英国の幻のバンドの参加だろう。ここまで無名のままでいられたシンガーソングライターもそうそう居ないんじゃないだろうか、ってくらいに人気面では恵まれなかったゲイリー・ファー、どこにその要因があったのかは分からんが、作品を聴く限りではきちんと英国人がアメリカ南部に憧れてレイドバックしている感溢れているし、バック陣営はそんな最高のメンツなワケだし、やっぱり売り方なんだろうか。レーベルはCBSだから売ってたハズなんだが…。その意味ではなかなか難しいのがこの世界ってことだ。
作品の方はフォークありR&Rあり、多少なりともキャッチーなのもありと可もなく不可もなく、のアルバムだけど悪くない。そこに曲ごとに色を添えているのが達人リチャード・トンプソン。明らかにこの人の音色とプレイが突出して作品を色付けている。いつ聴いてもホントに不思議な職人で、一発でどのギターか分かるしさ、全く面白い人だ。それに食われてというんでもないだろうけど、やっぱり楽曲の面白さ、奥深さが足りなかったのだろうな、と思わざるを得ないゲイリー・ファー、この手の音でヒットは無いにしてももうちょっと知られていっても良かったアルバムのひとつ。

70年代のアルバムって40分前後というコンパクトな時間で聴けるんで、ちょっと聴いてみよ、ってのが手軽に出来て良い。それでも以前はアルバム聴くってのはひと仕事だったんで、しっかりと時間を取ってからじゃなきゃ、なんて思ってレコードプレイヤーの前に座って聴いていたものだが…。CD時代になってからついつい40分というサイズが「ながら聴き」するようなものになり、真面目に集中して聴く機会が減っていった。今のDL時代なんてのはもう論外で、そもそもアルバム聴こうという意思がないままに聞けてしまうワケだからダラダラも良いところ(笑)。それでも面白いのはその中でもきちんと琴線に引っ掛かるものが引っ掛かる、って事だ。ただね、今はその琴線ってのを替えなきゃって思ってるのもあるからなぁ…。
Gary Farrの1970年のセカンドアルバム「Strange Fruit」。話題性としてはもうリチャード・トンプソンの参加とMighty Babyという英国の幻のバンドの参加だろう。ここまで無名のままでいられたシンガーソングライターもそうそう居ないんじゃないだろうか、ってくらいに人気面では恵まれなかったゲイリー・ファー、どこにその要因があったのかは分からんが、作品を聴く限りではきちんと英国人がアメリカ南部に憧れてレイドバックしている感溢れているし、バック陣営はそんな最高のメンツなワケだし、やっぱり売り方なんだろうか。レーベルはCBSだから売ってたハズなんだが…。その意味ではなかなか難しいのがこの世界ってことだ。
作品の方はフォークありR&Rあり、多少なりともキャッチーなのもありと可もなく不可もなく、のアルバムだけど悪くない。そこに曲ごとに色を添えているのが達人リチャード・トンプソン。明らかにこの人の音色とプレイが突出して作品を色付けている。いつ聴いてもホントに不思議な職人で、一発でどのギターか分かるしさ、全く面白い人だ。それに食われてというんでもないだろうけど、やっぱり楽曲の面白さ、奥深さが足りなかったのだろうな、と思わざるを得ないゲイリー・ファー、この手の音でヒットは無いにしてももうちょっと知られていっても良かったアルバムのひとつ。
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