My Autumn Empire - The Village Compass
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My Autumn Empire - The Village Compass (2010)

「Autumn」=「秋」をイメージさせたいからバンド名に付けるだけあって、その名が付くバンドはなるほど哀愁や郷愁への想いが募るような叙情性の高い雰囲気を持つバンドが多い。それは多分アルバムタイトルなんかでも同じだろうし、曲名でもそういうモンなんだろう。調べてないけど多分、バンド名とかアルバム名では四季の中ではAutumnが一番多いんじゃないかな。Winterもアルバムタイトルでは割とあるかもね。春や夏ってのはそれほどでもないイメージ…、人間やっぱり暗めの方へと思考が向くのだろうか、それとも自分の聴く音楽の方向性がそっちの方が多いだけか。
My Autumn Empireなる英国のアコギプロジェクトによる2010年ファーストアルバム「The Village Compass」。epic45なるバンドのBen Holtonって人のソロプロジェクト作品らしいが、これがまた見事なまでに秋をイメージした音を作り上げていて、バンド名がそういうんだから基本的な音楽の方向性がそっちにあるのだろう。アコギ弾いたことある人は分かるだろうけど、コードワークする時に低音源では指が引っ掛かるからスライドする音とかが鳴るでしょ、アレがひたすらたくさん入ってるというアコギアルバム。ここまであのグリッサンドの音が入ってるのはそうそう聴くこともない。大抵の人はこの音はあまり出さないで弾くか、入っても多少、という程度でそこまでのコードワークをすることも多くはないのだろうが、この人はホント、それが売りって言わんばかりに入ってくるから低音源のフレット移動を意識的にやってアルペジオ展開しているんだろうね。そんなトコロから入ってしまうくらいにアコギ中心な世界のアルバムで、曲が良いとかどうの、って前にアコギプレイの楽しさとか重ね方の面白さとか音色の美しさとかそういうのが耳に入ってきちゃうアルバム。
インストものかな、って思ってたらちゃんと歌も入ってた。それなりなんだろうけど、どう聴いても歌はおまけでしかないんじゃね?って程度にしか聴こえない。そんな事もないんだろうけど、それ以上にアコギプレイがアルバムを印象付けているからだろう。今時こういうのやる人もいるんだねぇ…。流石に英国インディの世界、自由にやってるけどしっかり主張しているし、次なる世界への挑戦にもなっている。正に新しき秋を楽しむ音とも言えるか。しっかり作られた意外な傑作。ジャケットも何か、良いし、まだまだ楽しめるね。しかしところどころの「プチプチ」音はレコードかけた時のノイズを再現しているのか?懐かしいとも言えるがやっぱりウザいわ。

「Autumn」=「秋」をイメージさせたいからバンド名に付けるだけあって、その名が付くバンドはなるほど哀愁や郷愁への想いが募るような叙情性の高い雰囲気を持つバンドが多い。それは多分アルバムタイトルなんかでも同じだろうし、曲名でもそういうモンなんだろう。調べてないけど多分、バンド名とかアルバム名では四季の中ではAutumnが一番多いんじゃないかな。Winterもアルバムタイトルでは割とあるかもね。春や夏ってのはそれほどでもないイメージ…、人間やっぱり暗めの方へと思考が向くのだろうか、それとも自分の聴く音楽の方向性がそっちの方が多いだけか。
My Autumn Empireなる英国のアコギプロジェクトによる2010年ファーストアルバム「The Village Compass」。epic45なるバンドのBen Holtonって人のソロプロジェクト作品らしいが、これがまた見事なまでに秋をイメージした音を作り上げていて、バンド名がそういうんだから基本的な音楽の方向性がそっちにあるのだろう。アコギ弾いたことある人は分かるだろうけど、コードワークする時に低音源では指が引っ掛かるからスライドする音とかが鳴るでしょ、アレがひたすらたくさん入ってるというアコギアルバム。ここまであのグリッサンドの音が入ってるのはそうそう聴くこともない。大抵の人はこの音はあまり出さないで弾くか、入っても多少、という程度でそこまでのコードワークをすることも多くはないのだろうが、この人はホント、それが売りって言わんばかりに入ってくるから低音源のフレット移動を意識的にやってアルペジオ展開しているんだろうね。そんなトコロから入ってしまうくらいにアコギ中心な世界のアルバムで、曲が良いとかどうの、って前にアコギプレイの楽しさとか重ね方の面白さとか音色の美しさとかそういうのが耳に入ってきちゃうアルバム。
インストものかな、って思ってたらちゃんと歌も入ってた。それなりなんだろうけど、どう聴いても歌はおまけでしかないんじゃね?って程度にしか聴こえない。そんな事もないんだろうけど、それ以上にアコギプレイがアルバムを印象付けているからだろう。今時こういうのやる人もいるんだねぇ…。流石に英国インディの世界、自由にやってるけどしっかり主張しているし、次なる世界への挑戦にもなっている。正に新しき秋を楽しむ音とも言えるか。しっかり作られた意外な傑作。ジャケットも何か、良いし、まだまだ楽しめるね。しかしところどころの「プチプチ」音はレコードかけた時のノイズを再現しているのか?懐かしいとも言えるがやっぱりウザいわ。
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