Last Autumn's Dream - Paintings

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Last Autumn's Dream - Paintings (2015)
Paintings

 その日その日の気分によって聴きたい音楽ってのは変わっていくし、どこかの何かのきっかけでアレ聴きたい、とか出てくる。もう全然自分でも聴きたいものなんて予測できないし、普通は、というか当然だけど知らなきゃ聴きたいって欲求は出てこないだろうし、イメージだけあって聴きたいってのは具体的なアルバムが出てこなきゃ聞きようがない。知らないのが聴きたい、ってもどんな系統の?みたいなのあるし、そのヘンが知ってると応用が色々と利いて便利っていう程度かね。そこまでしなくても今回は普通に何かメロディアスでハードなので爽やかなの聴きたいな、って思ってね。そういうのは当然幾つもあるが、手っ取り早く聴いたのがコレ。

 Last Autumn's Dreamの2015年リリース作「Paintings」。バンドも色々あるが、コイツはギタリストが変わってしまった後の作品なので、どうにも、ってな前評判だった。ところがバンドってのはここまで来ると一つの大道芸人でもあるから作風に変化が生じるハズもなく、ギタリストが代役になった、というレベルでしかないというある種悲しいくらいに没個性になってしまった新ギタリストではある。それでも前任アンディの代役を立派に務めてしまうのは才能でしか無い。聴いている側が全くそれを意識しなくても良いレベルにまで仕上げているんだから。じっくり聴けばその個性は当然異なるので出てくるけど、そこまで気にしなくて良いのがこのバンドのある種のステータス感。どのアルバム聴いてもハイクォリティな哀愁感のあるメロディアスなAOR的ハードロックだから文句無い。

 自分的にもAORって聞かないし、好きじゃないんだけど、ここにヨーロッパ的な哀愁感が入ってくると俄然面白味のあるジャンルになるから不思議だ。通称メロハーってヤツだけど、メロハーってアメリカのバンドはあんまり無くてやっぱりヨーロッパ。って事は自分はメロハーバンドが好きだって事になるのだろうか??どうにもイメージが合わないが、飽きない程度に聴いている分には好きだと思う。今回のアルバムだってもちろんメロディアスな旋律にギターソロ、プレイ、どこを斬っても好きな作品。ちょいと毛色の異なる曲も入ってたり、驚いたのはサックスが入ってるのだったりするけど、それもよし、結局快活に楽しめる聴きたい楽曲のオンパレードでスカッとしたもん。






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フレ
Posted byフレ

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