Jerusalem - Jerusalem

3 Comments
 やっぱりパープルに参加する面々ってのはことごとくハードロック系のバンドが多くてせっかくなのでまとめて取り上げていったんだけど、もうちょっとあるかな?まぁ、B級と受け止めるかどうかってのはあると思うけど音的には絶対B級のバンドで進めて行こう~(笑)。よく書けばNWOBHM、この略称自体が凄いマニア的な気もするんだけど、ちなみにNew Wave Of British Heavy Metalの略。んで、その走りだと云われることもあるんだけど、まぁ、そういう聴き方もできるのかなぁ、と。ただ残念なことにNWOBHMバンドをあまりよく知らないので何とも言えないのだ。それこそメジャー所しか知らないんだよな…、これからハマって聴くこともあんまりないだろうし(笑)。



 さて、そんなことで全盛期のパープルのシンガーであるイアン・ギラン…、しかしイアン・ギランって名前ってどうも昔からウルトラマンに出てくる怪獣みたいな名前に思えてしまうのだが、ま、それはともかく(笑)、そのイアン・ギランが見い出してデビューさせた若干20歳の若者達によるバンド、エルサレム、1972年になんとも驚くことにデラムからの唯一のアルバムがリリースされている。もうパープルレーベルが発足していたと思うんだけどなぜか他社からのリリース。しかし音を聴くとこれがイアン・ギランの見出した才能なのかなぁ…、センスを疑う部分が大きいが、まぁ、それはそれとして…。

 良く云えば硬質なハードロックっつうトコロだけど、言い方を変えると結構線の細いギターの音と何故かスカスカ感のあるハードロックって感じで、その間を埋める音の厚みっつうのがないのかもしれない。でも曲そのものやアルバムの空気感っつうのはやっぱりしっかりパックされているので、嫌いじゃない。割と好みでもあったりするのだが…、そういえば20歳の集団なんだから多めに見てやらねば、とも思うワケで、そのまま何枚かリリースしていればもうちょっと何とかなったんじゃないかなと。しかしその歳でイアン・ギランに出会ったら結構人生変わってたハズだよ、君たち、って言いたいよな(笑)。

 バンド名が大胆過ぎるのだが、ジャケットもかなりインパクトのある出来映えで心なしか紫色がベースになっているところもパープルというバンドの亡霊を感じる。そして、繊細な曲そのものはなかなか聴き応えのあるものばかりなので悪くない。しかしアマゾンのプレミア付きCDの値段は凄いなぁ…。もっとも日本でしかCDリリースされていないのならばしょうがないが…、どうなんだろ?どっかで出してればそれで間に合わせても良いと思うけどな。
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フレ
Posted byフレ

Comments 3

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papini  
あまぞん・・・

なんて値段なんだ・・・(笑
アタシ、中古で1800円で買った。
それでも高ぇって思ったのに(笑
NWOBHMの走り、って言えばそうなのかなぁ・・・
どうなんだろ?よくわかんないけど。
よく言えばストレートなHRってとこなんだろうけど
なんの捻りもなくてさ。曲は悪くないんだけどね。
アレンジの問題かな、って思う。

ただ、これ聴いたときの率直な感想としては
「なんだよ、ギッちゃんどういう趣味してんだよ!?」
って思った記憶が強い(笑

2007/02/11 (Sun) 10:35 | EDIT | REPLY |   
波野井露楠  

こんにちは。
パープル関連は、それほど気合いを入れて聴いてこなかったので(汗)、記事を読ませてもらって「へえ!」の連発です。
エルサレムとは、また凄いバンド名ですね!
でも、マイケル・モンローもエルサレム・スリムってバンド作ったなあ…なんて関係ないことを思い出してしまいました(^^;)。

2007/02/12 (Mon) 12:22 | EDIT | REPLY |   
フレ  
どもども♪

>papini嬢
ね、すごい値段でしょ?まぁ、こういうのはもうCD化されないだろうからわからんでもないけど、素直に聴きたいっていう人の門戸が狭くなるかなぁ…、まぁ、アナログ時代、自分もそうだったけどさ。ギッちゃんの趣味…どうなんでしょう?(笑)

>波野井露楠さん
結構あるんですよ、あのバンドの周辺は。漁るともっともっと出てきます(笑)。このバンド名はちょっとねぇ…。そうそうエルサレム・スリム…、日本でしかリリースされなかったんじゃなかったっけ?それなりだったけど、やっぱりレコード会社企画のバンドだったので長持ちしなかったですねぇ。

2007/02/13 (Tue) 23:07 | EDIT | REPLY |   

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