Jethro Tull - Benefit
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Jethro Tull - Benefit (1970)
![Benefit [Deluxe Edition] [2cd/1dvd]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/5150lbt7ceL.jpg)
いつまで経っても不思議な印象の強いバンドのひとつであるJethro Tull。何だかんだと割と多数の作品を聴いてはいるのだが、これもまた掴み所が難しいバンドで多数のアルバムあれどもそれぞれがテーマを持って方向性が異なる喜劇の展開なので一言でその音楽性を言い表せない。それが日本での人気の低さの要因であろうとは思うが、その実玄人には、また英国内では相当に評価の高いバンドであるのも知られている。だからこそ取り組む事も多いのだが、これがどうしてなかなか…ってのが本音。でもね、やっぱり凄いんだよな、ってのは分かる。曲の良さや音楽的なクォリティの高さも聴けばそりゃ分かるでしょ。ただはっきりとこういうバンドと言い切れないから口コミしにくいし、こういう文章でも書き辛いのは事実か。
Jethro Tullの1970年リリースの三枚目のアルバム「Benefit」。無茶苦茶簡単に例えて書けばこのアルバムはLed Zeppelinの同時期の三枚目あたりと同じ試みで作られていると言えるか。アコースティックとブルースハードロックの中間を走っているアルバムと言う意味だが、そのバランスの良さは多分Led Zeppelinに勝っているだろう。ロックさ加減はもちろんZeppelinに軍配が上がるけど音楽的なクォリティは明らかにこのアルバムの方が高いと思う。Zeppelin大好きな自分がそう思うのはどうかとも思うけど、そこは公平に聴いてそう感じる。どころか、この「Benefit」というアルバム、ジェスロ・タル史においてはさほど重要アルバムとして挙げられることも多くないが、自分的にはこれまで聴いたタルのアルバムの中では一番しっくりくる名盤な気がしている。まぁ、これはまたジェスロ・タルってバンドの作品をある程度聴き直して行かないと分からないが…。
メロディや雰囲気、ギターとフルートとの対比、楽曲のアレンジなんてのはホント凄く良く出来ているんだが、やっぱり明らかに曲のリフとか骨太さみたいなのが欠けているからロックのダイナミックさからは離れた音になるのもしょうがない。その分繊細な音色については良く練られているのは当然ながらそもそも聴いていて良い曲だなぁと普通に感じるんだからさ。ロックのダイナミズムはそういうんでもないじゃない?だからキンクス的=大英帝国ならではの音と言えるワケだな。こんだけ地味なアルバムで楽しめるんだからまだまだ取り組まなきゃいけないバンドは多々ある。まずはこの辺り、きちんと制覇しよう。
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いつまで経っても不思議な印象の強いバンドのひとつであるJethro Tull。何だかんだと割と多数の作品を聴いてはいるのだが、これもまた掴み所が難しいバンドで多数のアルバムあれどもそれぞれがテーマを持って方向性が異なる喜劇の展開なので一言でその音楽性を言い表せない。それが日本での人気の低さの要因であろうとは思うが、その実玄人には、また英国内では相当に評価の高いバンドであるのも知られている。だからこそ取り組む事も多いのだが、これがどうしてなかなか…ってのが本音。でもね、やっぱり凄いんだよな、ってのは分かる。曲の良さや音楽的なクォリティの高さも聴けばそりゃ分かるでしょ。ただはっきりとこういうバンドと言い切れないから口コミしにくいし、こういう文章でも書き辛いのは事実か。
Jethro Tullの1970年リリースの三枚目のアルバム「Benefit」。無茶苦茶簡単に例えて書けばこのアルバムはLed Zeppelinの同時期の三枚目あたりと同じ試みで作られていると言えるか。アコースティックとブルースハードロックの中間を走っているアルバムと言う意味だが、そのバランスの良さは多分Led Zeppelinに勝っているだろう。ロックさ加減はもちろんZeppelinに軍配が上がるけど音楽的なクォリティは明らかにこのアルバムの方が高いと思う。Zeppelin大好きな自分がそう思うのはどうかとも思うけど、そこは公平に聴いてそう感じる。どころか、この「Benefit」というアルバム、ジェスロ・タル史においてはさほど重要アルバムとして挙げられることも多くないが、自分的にはこれまで聴いたタルのアルバムの中では一番しっくりくる名盤な気がしている。まぁ、これはまたジェスロ・タルってバンドの作品をある程度聴き直して行かないと分からないが…。
メロディや雰囲気、ギターとフルートとの対比、楽曲のアレンジなんてのはホント凄く良く出来ているんだが、やっぱり明らかに曲のリフとか骨太さみたいなのが欠けているからロックのダイナミックさからは離れた音になるのもしょうがない。その分繊細な音色については良く練られているのは当然ながらそもそも聴いていて良い曲だなぁと普通に感じるんだからさ。ロックのダイナミズムはそういうんでもないじゃない?だからキンクス的=大英帝国ならではの音と言えるワケだな。こんだけ地味なアルバムで楽しめるんだからまだまだ取り組まなきゃいけないバンドは多々ある。まずはこの辺り、きちんと制覇しよう。
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