Aerosmith - Honkin' On Bobo

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Aerosmith - Honkin' On Bobo (2004)
ホンキン・オン・ボーボゥ

 延命措置でどこまで人を生かしていくかという事を追求しているのが日本、欧米他は多分そこまで生かしておく感はなくてある程度までの処置の後は自然の摂理に任せておく、という感覚で無理な延命はしないという感じだ。宗教観の違いなのだろうけど、どっちが良いのかよく分からなくなってくるのはある。長生きして動けて人生を楽しめるならそりゃ長生きの方が良いんだろうけど動けなくて、となると難しい。かと言って…ってのもあるし答えは無いんだろうけどさ、ロック聴けない状態になってしまったらもういいや、って自分なんかは単純に思ったりもするけど(笑)。

 ふとAerosmith聴きたい、って思ったんだよ。何でかってのは分からないが、それで三枚目の「TOYS IN THE ATTIC」を聴いてたんだよね。やっぱりドラッグまみれの頃のエアロって独特の危うさがあってカッコいいな〜って。んでアルバムも良いし、そういえば…って思ってまだ書いてないエアロスミスのアルバムって何かあるのかなってことで見つけたのが2004年リリースの話題作「Honkin' On Bobo」。エアロスミスがブルースアルバムをリリースするってことで話題になってて、それが実際リリースされてみると確かに曲は原曲に忠実にカバーされているけど、どっからどう聴いてもエアロスミスのロックでしかないという見事なまでの融合作に仕上がっていて、案外普通に楽しめてしまう作品になったと。ストーンズがブルースカバーやったのはあまりにも原曲にそのままになっちゃって面白くなかったのに比べるとエアロスミスのコレはホント、エアロってこういうバンドだもんな、ってくらいにブルースに根ざしててロックしてる姿そのまま。見事。

 コレ、一発録りなんだろうな…、バンドのグルーブ感が物凄くてユラユラとドライブしてる。それとスティーブン・タイラーの圧倒的なボーカルパワーが冴えまくり。ジョー・ペリーとの2枚看板って印象が強いけど歳を重ねていけばいくほどにスティーブン・タイラーの圧倒的パワーが強いバンドになってきた。バンドのパワーバランスも変わってきてるのはそのヘンあるだろうなぁ。ロック好きさ加減ではジョー・ペリーダントツだろうけど、音楽的センスとビジネスセンスではスティーブン・タイラーだもん。話戻してこのアルバム、割と勝手知ったる曲ばかりなので余計にこのカバーのセンスの良さが分かる。是非原曲探して聴いてみるのも良いと思う。とは言っても自分も原曲ではなく、その第一次カバーなんかを聴いている方が多いが。ちなみにThe Whoが「Road Runner」「Baby Please Don't Go」あたり、後はストーンズやFleetwood Macらヘンかな。ま、ここでのエアロカバーでまとめて聴いてればそれで良いのかもね。案外味のあるアルバムに仕上がってたので、オリジナルアルバムライブラリに加えても良い作品。




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フレ
Posted byフレ

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