The Marcus King Band - The Marcus King Band
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The Marcus King Band - The Marcus King Band (2017)

新しい世代のロックも聴いていかないと古い世代のロックばかりじゃ終わっちゃう。もうほとんどのバンドの爺さんたちが終わりに向かってるトコロだろうし、時間の問題でしょ。でもロックってのは面白くて残っているんだから新しい世代のをきちんと聴いて探して刺激して楽しんでいかないといつまで経っても古いロックの遺産ばかりを聴くだけになるし、そこには新しさはなくって時代の空気感のパッケージとの出会いしかない。やっぱり今でも新たに融合を果たした熱いライブなんてのを楽しむ事もしたいし、刺激を受けて奮起したいってのもあるだろうし、若くて勢いあるのがたくさん出てきている。どんだけ後世に残るかってのは別として自分たちの琴線に触れるサウンドってのはあるもんだ。
The Marcus King Bandの2017年リリース2枚目の作品「The Marcus King Band」。メジャーデビュー最初のアルバムになるようだが、それがすでに元オールマン・ブラザース・バンドのウォーレン・ヘインズのプロデュースによるもので、曲にも参加しているが、更にデレク・トラックスまでもが一曲参加してて、それがまた二人して弾きまくっててスライドが凄まじいことになってる。肝心のマーカス・キングその人のギタープレイもそつなく流れていく南部系なプレイで、歌声はちょいと線は細いけど高域まで出てくる歌声で男らしさとはちょいと違うが、マズマズな歌声。ジャニスの軽やか版って感じかな。やってる曲は案外聞きやすい南部系だけどブルース一辺倒じゃないし、サザンロックともちょいと違う。個性的なスタイルで、ギターに頼るんでもなく、歌に頼るんでもなく、割とアンサンブルを意識したコンテンポラリー感溢れる作品で、このヘンはデレク・トラックスと同じようアプローチなのかもね。
そこで出てくるギタープレイの的確な音が邪魔すること無くしっくりと曲にマッチしてきて品のある楽しみ方が出来るトコロはなかなか新人とは思えない出来栄え。ホーンが入ったり鍵盤が入ったりと、古き良きブルース・ロックの退廃的な雰囲気も持ちながら現代の新しいスタンスも取り込んでいる作風。見事だな…、この世界でこんだけ新しい風を送り込める作風を出せるってのもだし、どういう理由か、それがオールドタイムなリスナーにも受け入れられやすい手触りに仕上がっているのも見事。

新しい世代のロックも聴いていかないと古い世代のロックばかりじゃ終わっちゃう。もうほとんどのバンドの爺さんたちが終わりに向かってるトコロだろうし、時間の問題でしょ。でもロックってのは面白くて残っているんだから新しい世代のをきちんと聴いて探して刺激して楽しんでいかないといつまで経っても古いロックの遺産ばかりを聴くだけになるし、そこには新しさはなくって時代の空気感のパッケージとの出会いしかない。やっぱり今でも新たに融合を果たした熱いライブなんてのを楽しむ事もしたいし、刺激を受けて奮起したいってのもあるだろうし、若くて勢いあるのがたくさん出てきている。どんだけ後世に残るかってのは別として自分たちの琴線に触れるサウンドってのはあるもんだ。
The Marcus King Bandの2017年リリース2枚目の作品「The Marcus King Band」。メジャーデビュー最初のアルバムになるようだが、それがすでに元オールマン・ブラザース・バンドのウォーレン・ヘインズのプロデュースによるもので、曲にも参加しているが、更にデレク・トラックスまでもが一曲参加してて、それがまた二人して弾きまくっててスライドが凄まじいことになってる。肝心のマーカス・キングその人のギタープレイもそつなく流れていく南部系なプレイで、歌声はちょいと線は細いけど高域まで出てくる歌声で男らしさとはちょいと違うが、マズマズな歌声。ジャニスの軽やか版って感じかな。やってる曲は案外聞きやすい南部系だけどブルース一辺倒じゃないし、サザンロックともちょいと違う。個性的なスタイルで、ギターに頼るんでもなく、歌に頼るんでもなく、割とアンサンブルを意識したコンテンポラリー感溢れる作品で、このヘンはデレク・トラックスと同じようアプローチなのかもね。
そこで出てくるギタープレイの的確な音が邪魔すること無くしっくりと曲にマッチしてきて品のある楽しみ方が出来るトコロはなかなか新人とは思えない出来栄え。ホーンが入ったり鍵盤が入ったりと、古き良きブルース・ロックの退廃的な雰囲気も持ちながら現代の新しいスタンスも取り込んでいる作風。見事だな…、この世界でこんだけ新しい風を送り込める作風を出せるってのもだし、どういう理由か、それがオールドタイムなリスナーにも受け入れられやすい手触りに仕上がっているのも見事。
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